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著者の「お二階のひと」シリーズの第四作。
運命は誰にもわからない。驚愕の結末が待ち受けていることも…。
登場人物を通して紡ぎ出される「家族の絆」、「人の縁」。
医療現場の知見を援用しながら読者を感動と衝撃の世界へ誘う。

目　次
第一章　重大放送
第二章　ＧＨＱ
第三章　墨塗り
第四章　再婚
第五章　転職
第六章　スクーター
第七章　杜の都
第八章　木賃宿
第九章　息子の病気
第一〇章　三万ＣＣ
第一一章　お二階のひと Ⅳ
あとがき

著：柴山 芳隆
柴山芳隆（しばやまよしたか）

一九四二年 秋田市生まれ。
一九六六年 東北大学文学部卒業。秋田県内の高校で教員として勤務。勤続一〇年を過ぎた頃から、教壇に立つ傍ら創作活動に従事。
一九八七年 最初の単行本である中編小説集『しろがねの道』刊行。
　以後、短編小説集『桜の海』『風光る』、中編連作『水の系列』、長編小説『風の紋様』『みちのく深く』『砂の傾き』『二つの校歌』『続二つの校歌』『白菊の歌』『憶良まからん』『式部むらさき』『芭蕉ほそ道』『信長 是非に及ばず』『水色の本能寺』『緑の衝立』『はるかなる航跡』『青の憧憬』『揺れやまず』『多喜二忌や』『七三一のシリウス』『お二階のひと』『お二階のひとⅡ』『お二階のひとⅡI』、エッセイ集『北の言の葉』等。