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湖月訳源氏物語の世界 Ⅲ

名場面でつづる『源氏物語』

著:島内 景二

紙版

内容紹介

NHKラジオ「古典講読」で話題!

『源氏物語』の名場面を、『湖月抄』をもとに読み解く。

『湖月抄』は、江戸時代の学者・北村季吟による、『源氏物語』を読むための定番の入門書。
明治時代に入っても広く読まれ続けて、鷗外や一葉、晶子も読んでいた。
本居宣長は『湖月抄』の解釈を批判しているが、それをもふまえて読むことで、『源氏物語』の古くて新しい魅力を味わう。

全6巻構成。第3巻では「蓬生」「関屋」「絵合」「松風」「薄雲」「朝顔」「少女」「玉鬘」「初音」「胡蝶」「螢」「常夏」「篝火」「野分」「行幸」「藤袴」「真木柱」「梅枝」「藤裏葉」を読む。

目次

 はじめに
15 蓬生巻を読む
16 関屋巻を読む
17 絵合巻を読む
18 松風巻を読む
19 薄雲巻を読む
20 朝顔巻を読む
21 少女巻を読む
22 玉鬘巻を読む
23 初音巻を読む
24 胡蝶巻を読む
25 螢巻を読む
26 常夏巻を読む
27 篝火巻を読む
28 野分巻を読む
29 行幸巻を読む
30 藤袴巻を読む
31 真木柱巻を読む
32 梅枝巻を読む
33 藤裏葉巻を読む
 おわりに

著者略歴

著:島内 景二
1955年長崎県生

東京大学文学部卒業、東京大学大学院修了。博士(文学)

電気通信大学名誉教授

2020年4月から、NHKラジオ第2「古典講読・王朝日記の世界」を担当。2023年4月から、同「古典講読・日記文学をよむ」を担当。2024年4月からは、同「古典講読・名場面でつづる『源氏物語』」を担当。

主要著書
『新訳建礼門院右京大夫集』『新訳十六夜日記』『新訳うたたね』『新訳紫式部日記』『王朝日記の魅力』『新訳 蜻蛉日記上巻』『新訳 和泉式部日記』『新訳 更級日記』『和歌の黄昏 短歌の夜明け』(いずれも、花鳥社)、
『塚本邦雄』『竹山広』(コレクション日本歌人選。共に、笠間書院)
、『源氏物語の影響史』『柳沢吉保と江戸の夢』『心訳・鳥の空音』(いずれも、笠間書院)
、『北村季吟』『三島由紀夫』(共に、ミネルヴァ書房)
、『源氏物語に学ぶ十三の知恵』(NHK出版)、
『大和魂の精神史』『光源氏の人間関係』(共に、ウェッジ)
、『文豪の古典力』『中島敦「山月記伝説」の真実』(共に、文春新書)
、『源氏物語ものが…

ISBN:9784868030034
出版社:花鳥社
判型:A5
ページ数:384ページ
定価:2400円(本体)
発行年月日:2024年08月
発売日:2024年08月30日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DBS
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:DSA