内容紹介
NHKラジオ「古典講読」で話題!
『源氏物語』の名場面を、『湖月抄』をもとに読み解く。
『湖月抄』は、江戸時代の学者・北村季吟による、『源氏物語』を読むための定番の入門書。
明治時代に入っても広く読まれ続けて、鷗外や一葉、晶子も読んでいた。
本居宣長は『湖月抄』の解釈を批判しているが、それをもふまえて読むことで、『源氏物語』の古くて新しい魅力を味わう。
全6巻構成。第2巻では「紅葉賀」「花宴」「葵」「賢木」「花散里」「須磨」「明石」「澪標」を読む。
目次
はじめに
7 紅葉賀巻を読む
8 花宴巻を読む
9 葵巻を読む
10 賢木巻を読む
11 花散里巻を読む
12 須磨巻を読む
13 明石巻を読む
14 澪標巻を読む
おわりに
著者略歴
著:島内 景二
1955年長崎県生
東京大学文学部卒業、東京大学大学院修了。博士(文学)
電気通信大学名誉教授
2020年4月から、NHKラジオ第2「古典講読・王朝日記の世界」を担当。2023年4月から、同「古典講読・日記文学をよむ」を担当。2024年4月からは、同「古典講読・名場面でつづる『源氏物語』」を担当。
主要著書
『新訳建礼門院右京大夫集』『新訳十六夜日記』『新訳うたたね』『新訳紫式部日記』『王朝日記の魅力』『新訳 蜻蛉日記上巻』『新訳 和泉式部日記』『新訳 更級日記』『和歌の黄昏 短歌の夜明け』(いずれも、花鳥社)、
『塚本邦雄』『竹山広』(コレクション日本歌人選。共に、笠間書院)
、『源氏物語の影響史』『柳沢吉保と江戸の夢』『心訳・鳥の空音』(いずれも、笠間書院)
、『北村季吟』『三島由紀夫』(共に、ミネルヴァ書房)
、『源氏物語に学ぶ十三の知恵』(NHK出版)、
『大和魂の精神史』『光源氏の人間関係』(共に、ウェッジ)
、『文豪の古典力』『中島敦「山月記伝説」の真実』(共に、文春新書)
、『源氏物語ものが…
ISBN:9784868030027
。出版社:花鳥社
。判型:A5
。ページ数:320ページ
。定価:2000円(本体)
。発行年月日:2024年06月
。発売日:2024年06月27日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DBS
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:DSA。