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女性のための衣装哲学

著:シャーロット・パーキンズ・ギルマン
他訳:大井 浩二
他訳:相本資子

紙版

内容紹介

未来永劫にわたって虚飾を排し、
全世界の女性たちよ、立ち上げれ!
=====
「黄色い壁紙」で知られるギルマンは、
女性を取り囲む堅固な男性中心主義(アンドロセントリズム)を意識していた。
横暴な男性の支配から解放されるために
「女性の衣服」はどうすべきと考えたのか?
ミソジニーが支配する現在だからこそ、
ギルマンのフェミニズム思想を再読する!
=====
【目次】
はじめに
第一章 衣服における基本的動機
第二章 衣服を修正する力
第三章 関連する原理
第四章 身体の健康と美
第五章 美vs.性差
第六章 帽子
第七章 装飾芸術、装飾、装身具
第八章 人道的考察と経済的考察
第九章 さらに深い経済的考察
第一〇章 ファッションという名の権力
第一一章 ファッションと心理学
第一二章 望みと慰め
訳註
訳者解説

目次

はじめに
第一章 衣服における基本的動機
第二章 衣服を修正する力
第三章 関連する原理
第四章 身体の健康と美
第五章 美vs.性差
第六章 帽子
第七章 装飾芸術、装飾、装身具
第八章 人道的考察と経済的考察
第九章 さらに深い経済的考察
第一〇章 ファッションという名の権力
第一一章 ファッションと心理学
第一二章 望みと慰め
訳註
訳者解説

著者略歴

著:シャーロット・パーキンズ・ギルマン
シャーロット・パーキンズ・ギルマン(Charlotte Perkins Gilman, 1860-1935)
19世紀から20世紀にかけての世紀転換期のアメリカで、小説家、詩人、講演者として活躍したフェミニスト思想家。代表的な著作に神経症のために狂気へ追いつめられる女性の心理を描いた自伝的な短編「黄色い壁紙」(1892)、男女の平等のための必須条件として女性の経済的自立の重要性を説いた『女性と経済学』(1898)、家父長制が排除された女性だけの理想的世界を描いたユートピア小説『ハーランド』(1915、邦題『フェミニジア』)など。個人雑誌『先駆者』に連載した数編のノンフィクションの他に、詩集や小説作品なども何冊か公刊している。私生活では1884年に画家のチャールズ・ウォルター・ステットソンと結婚して、一人娘キャサリンが生まれるが、1894年に離婚。1900年に弁護士のホートン・ギルマンと再婚し、以後、夫の姓を名乗っている。1932年に乳癌を発症し、3年後の1835年8月17日に「私には乳癌よりもクロロフォルムが好ましかった」という言葉を残して、自死を遂げる。
他訳:大井 浩二
大井 浩二(おおいこうじ)関西学院大学名誉教授。専攻はアメリカ文学。
 著訳書 『エロティック・アメリカ――ヴィクトリアニズムの神話と現実』(単著、英宝社、2013)、『内と外からのアメリカ――共和国の現実と女性作家たち』(単著、英宝社、2016)、『米比戦争と共和国の運命――トウェインとローズヴェルトと《シーザーの亡霊》』(単著、彩流社、2017)、『ヴィクトリアン・アメリカのミソジニー――タブーに挑んだ新しい女性たち』(単著、小鳥遊書房、2021)、アラン・トラクテンバーグ『ブルックリン橋――事実と象徴』(研究社出版、1977)、ソール・ベロー『フンボルトの贈り物』(講談社、1977)、アプトン・シンクレア『ジャングル』(松柏社、2009)
他訳:相本資子
相本資子(あいもともとこ)関西学院大学文学部非常勤講師。専攻はアメリカ文学。関西学院大学博士(文学)。
著書 『エレン・グラスゴーの小説群――神話としてのアメリカ南部世界』(単著、英宝社、2005)、『ドメスティック・イデオロギーへの挑戦――一九世紀アメリカ女性作家を再読する』(単著、英宝社、2015)

ISBN:9784867800324
出版社:小鳥遊書房
判型:A5
ページ数:256ページ
定価:2500円(本体)
発行年月日:2023年12月
発売日:2023年12月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBS