著:うえのあきお
1943年生まれ。小学館に勤務し『小学一年生』など子ども雑誌をはじめ、多くの児童図書の編集に携わった。著書に創作物語『ぼくらのジャングルクルーズ』(理論社)がある。また野上暁の名で『おもちゃと遊び』(現代書館)、『”子ども”というリアル』(パロル舎)、『子ども学 その源流へ』、『子ども文化の現代史』(ともに大月書店)、『越境する児童文学』(長崎出版)、編『わたしが子どものころ戦争があった』(理論社)、編著『明日の平和をさがす本』(岩崎書店)のほか、共作絵本に『子ども・大人』(大月書店)がある。白百合女子大学、東京成徳大学非常勤講師を歴任後、現在東京純心大学こども学科客員教授、日本ペンクラブ常務理事、JBBY副会長を務めている。
絵:美濃 瓢吾
1953年、大分県別府市に生まれる。立教大学経営学科卒業。出版社に勤務を経て、画家・平賀敬に師事。浅草にある木馬館で過ごし、福助、招き猫、大入り袋など、いわゆる「祝額」を描きはじめる。その後「浅草人間絶景論」と銘打ち、近未来の活人画や浅草版「洛中洛外図」の世界感を表現した。数年前に佐伯市に移り、現在妖怪画を中心に意欲的に作品を作り続けている。著書に『浅草木馬館日記』(筑摩書房)、『逐電日記』(右文書院)がある。