句集　漱口

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著：若林　哲哉

出版社：文學の森

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内容紹介

第14回北斗賞の受賞作を中心に250句を纏めた第１句集
第9回百年俳句賞最優秀賞の受賞作である『掬ふ』50句からも抄出して収録

白鯉のまなぶた紅し榛の花
あふむけに車の燃ゆる薊かな
花卯木鳥の骸を鳥がつつき
角部屋に陽のありあまる林檎かな
脈透けて雪ペリカンの喉袋

眼前の自然に心身を委ねることが、ひとときの安寧をもたらす。
それは、単純な生存すら難しくなりつつある現世において
俳句を詠むという営為そのものの価値ではないだろうか。（若林哲哉）

著者略歴

著：若林　哲哉
1998年　静岡県浜松市生まれ
2014年　作句開始
2019年　「南風」入会、村上鞆彦に師事、第9回百年俳句賞最優秀賞
2020年　第12回石田波郷新人賞準賞
2021年　金沢大学人間社会学域人文学類卒業、学長賞（芸術・スポーツ部門）
2023年　南風新人賞、第14回北斗賞

現在「南風」同人（編集部）
　　　俳人協会会員、現代俳句協会会員
　　　ＮＨＫ文化センター名古屋教室講師

ISBN：9784867372975
出版社：文學の森
判型：4-6
ページ数：156ページ
定価：2000円（本体）
発行年月日：2025年06月
発売日：2025年06月18日。

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