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光る雪

著:斎藤 信義

紙版

内容紹介

 この集の名を『光る雪』と思いついたのは、第三句集の『氷塵』は、ダイヤモンドダストのことで、第四句集の『雪晴風』は、ゆきはらしと読み、早春の北邦季語であったこととの関わりからである。
 光る「雪」とは、零下十五度以下で大自然が生み出す宝石のような耀きのことなのだが、氷塵のように空気中の水蒸気が凍り耀く現象とは違い、降り積もった雪の肌が細かいダイヤモンドのように光り輝く情景であり、この反射光を『光る雪』とした。息を吸うと痛いほど寒い朝、窓からも見られるキラキラ光る雪の肌は、宝石を撒き散らしたように美しいが、写真に撮るのは難しい現象である。
 北海道の「銀世界」の中で燦めく「氷塵」と、地上に積もった雪が燦めく不思議な現象を想像して頂ければ幸いである。

目次

句集 光る雪   目次
Ⅰ 二〇一七年
Ⅱ 二〇一八年
Ⅲ 二〇一九年
Ⅳ 二〇二〇年
Ⅴ 二〇二一年
Ⅵ 二〇二二年
あとがき

著者略歴

著:斎藤 信義
斎藤信義(さいとう・のぶよし)本名 同
昭和11年 北海道増毛町生まれ
高校時代に俳句を始め、新聞や雑誌に投稿
昭和40年 赴任地福岡にて「菜殻火」に入会
若手の俳人グループ「新層会」で野見山朱鳥の
直接指導を受ける
朱鳥亡きあと岡部六弥太主宰「円」誌の初代編集長
伊藤道明(「春燈」)等の「裸足の会」に参加
昭和57年 上田五千石主宰「畦」に入会、畝傍集同人
平成9年 五千石急逝、「畦」廃刊
平成10年 松尾隆信主宰「松の花」創刊同人
平成29年 「松の花」退会
平成30年 水内慶太主宰「月の匣」同人
平成14年より「俳句寺子屋」塾を主宰
俳人協会会員・北海道俳句協会会員
句集『神色』『天景』『氷塵』(鮫島賞)
  『雪晴風』(北海道新聞社賞)
現住所 〒078−8811 
    北海道旭川市緑が丘南一条2丁目6−7
E-mail tenkei3@smail.plala.or.jp

ISBN:9784867372081
出版社:文學の森
判型:4-6
ページ数:160ページ
定価:2500円(本体)
発行年月日:2024年02月
発売日:2024年02月14日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DC
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ