ポラメルブックス
森の戦士ボノロン ねこの船長の巻 20
監:原哲夫
絵:永山ゴウ
著:北原星望
紙版
内容紹介
いっそうの船に、年老いたねこが乗っていました。
ねこの名前はアル。
ねずみとりのために乗せられたねこでしたが、今では船で一番の古株で、自分のことを船長だと思いこんでいます。
ある嵐の夜のこと、沖で船がざしょうしてしまいます。
船員たちが必死で水をかきだす中、うごけるのは自分だけと、アルは助けを呼ぶために嵐の海に飛び込みます。
はげしい波の中、必死に泳ぎますが、ついに力尽き、アルは海の底へと沈んでいきますーー。
その目からこぼれ落ちた涙が、マングローブの根に届いた時、海の中からボノロンがあらわれます。