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家族考

家族の500万年史

著:松葉知幸

紙版

内容紹介

人間は群れる動物動物である。
人間以外の全ての動物は「国」を知らない
「国境」を知らない
「軍隊」を知らない
もちろん「戦争」も知らない。

動物の一種である人間は、行動の起点となる欲求も、具体的行動もほとんどすべてサルと同じです。
違って見えるのは、人間と他の動物との唯一の差異、つまり「バーチャルな環世界」を人間が持つようになったからです。
群れる動物である人間の、群れの最小単位が家族です。『家族考』は、家族の形成と変化を、人間の環世界とその変化(狩猟革命、農業革命、資本革命)に即して論じています。
また、法人考・格差考では、現代社会が抱える少子高齢化の問題は、単に個々人の問題ではなく現在の家族に大きな影響を与えている資本主義という経済構造によるという視点を示しています。
人間は動物の一種であるという視点を正面から追及し、生きもの(集団)としての在り方と人間(個人)の幸せが必ずしも一致しないという、人間だけが持つジレンマの克服を考えます。

目次

第1章 家族考
 第1節 家族の歴史
 第2節 資本主義社会の発展と家族(日本を中心として)
第2章 環世界考
第3章 法人考
第4章 格差考
第5章 ドーキンス考 

著者略歴

著:松葉知幸
1951年 鹿児島生まれ
京都大学法学部卒 弁護士
大阪弁護士会会長 日本弁護士連合会副会長

ISBN:9784867090275
出版社:清風堂書店
判型:新書
ページ数:236ページ
定価:900円(本体)
発行年月日:2023年08月
発売日:2023年08月28日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:PDZ
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:PSX