著者略歴
編:マリエル・ウード
編 ◆ マリエル・ウード(Marielle Eudes)
フランス国立東洋言語文化大学(INALCO)でロシア語とアラビア語を習得し、パリ政治学院で学んだ後、1987年にAFP通信(フランス通信社)にジャーナリストとして就職。ロシア専門として1990年代初頭からモスクワ赴任、コソボ紛争を含むソ連崩壊後の15年以上を追う。特にチェチェンの紛争に関し、1995年にAFPモスクワ事務所としてアルベール・ロンドン賞受賞。2006~2007年にパリに帰任しAFP経営管理、人事管理、大規模交渉などを担当し、現在は10年に渡り写真部門統括を務める。
監:青柳正規
日本語版監修 ◆ 青柳正規(あおやぎ まさのり)
多摩美術大学理事長、東京大学名誉教授。1944年大連生まれ。古代ギリシャ・ローマ考古学者。1967年東京大学文学部美術史学科卒業。国立西洋美術館館長、独立行政法人国立美術館理事長、文化庁長官など歴任。2006年紫綬褒章受章、2017年瑞宝重光章受章、2021年アメデオ・マイウーリ国際考古学賞受賞、文化功労者。ポンペイ「エウローパの舟の家」、シチリアのレアルモンテのローマ時代別荘、ソンマ・ヴェスヴィアーナのいわゆる「アウグストゥスの別荘」の発掘にあたる。著書に『皇帝たちの都ローマ』(中公新書)[毎日出版文化賞] 、『興亡の世界史 人類文明の黎明と暮れ方』(講談社学術文庫)、監訳書に『地図を旅する 永遠の都ローマ物語』(西村書店)などがある。
訳:前島美知子
訳 ◆ 前島美知子(まえじま みちこ)
慶應義塾大学大学院(修士)修了後、2005年にパリに渡り、建築史研究のかたわら、ワインやモード業界での通訳や翻訳を手がけ、フランス文化と世界の関係について新たな視座を開拓中。共著書に『サンゴバン ガラス・テクノロジーが支えた建築のイノベーション』などフランスでの出版物、訳書に『パリの街並みと暮らし 知られざる魅力』『ぼくは建築家 ヤング・フランク』(以上、西村書店)など。フランス国立科学研究センター(CNRS)ポスドク研究者、ユネスコ日本政府代表部(パリ)専門調査員を経て、現在、CNRS共同研究室(AHTTEP)研究員および個人事業主(通訳・コンサルティング、フランス)を兼任。学術博士(日本、フランス)。
ISBN:9784867060346
出版社:西村書店
判型:B5
ページ数:228ページ
定価:3500円(本体)
発行年月日:2022年05月
発売日:2022年05月22日