量子「人間」学
著:田中 耕太郎
紙版
内容紹介
宇宙はなぜできたのか? 時間はみな平等に流れているのか? 私たちはどこから来たのか? 死んだらどうなるのか? やがて終わる生命、そもそも人間という生物の価値とは?———私たちが「あたりまえ」と思っているこの世界は、量子力学の視点から見てみれば、摩訶不思議で「常識では理解しがたい」ことが起こっています。でもそれが現実の姿。この量子力学的思考を駆使することで、私たちがとらわれている常識や概念から思考を解放し、人類や宇宙、神、生命の本来の価値を探求した人生の哲学書。
目次
Ⅰ章
年齢について/遺伝と記憶/時間と存在/生命のつながりについて/先祖とわたしの関係/いかに生きるか
Ⅱ章
生命の世界/動的平衡/空間について/量子の世界/シュレディンガーの猫/科学と宗教のめざすもの/愛情について/フィクション/宇宙の始まりと人類誕生/コヒーレントな世界(汎神論)
Ⅲ章
ヨブ記考/無意識の世界/即身成仏/過去、現在、未来