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2000年前からローマの哲人は知っていた 自由を手に入れる方法

著:エピクテトス
編:アンソニー・A・ロング
訳:天瀬 いちか

紙版

内容紹介

<哲人に学ぶ「人類の知恵」シリーズ>

★奴隷出身の哲学者が説く「本当の自由」を手に入れるための方法とは?

「束縛やしがらみから自由になりたい」
誰もが一度はそんな風に思ったことがあるのではないでしょうか。

奴隷制度が公然と存在していた古代ローマとは異なり、
現代日本においては誰もが「自由」を保障されているはずなのに、
なぜ私たちは息苦しさを感じてしまうのか。

本書の著者であるエピクテトスは、奴隷出身の哲学者。

法的な身分、また行動を他者に制限されてようとも
人は「自由」になることができる。

自らも奴隷であった経験を持つエピクテトスはそう説きます。

お金、名声、学歴、地位、家族関係、ご近所付き合い、SNSでの評判…。
私たちを縛っているのは周りからの目以上に、自分自身。

物事の選択や判断を他人に任せず、
ネガティブな感情からも一切無縁な真の「自由」を
掴み取るにはどうしたら良いのか?

古代ローマの哲人皇帝マルクス・アウレリウスにも大きな影響を与えたエピクテトス。

この本をきっかけに「本当の自由」を手に入れる一歩を踏み出してみませんか?

●「自由」とは何か?
●「束縛されない自由」と「思いどおりにできる自由」の違い
●「幸福の条件」とは?
●「自由」でいるためには訓練が必要
●自分次第になるものを見極め、「真の自由」を得る知恵とは

著者略歴

著:エピクテトス
紀元55年ごろ〜135年ごろ。ストア派のギリシア人哲学者。ローマ皇帝ネロの重臣に奴隷として仕え、ストア派の哲学者ムソニウス・ルフスのもとに弟子入りする。奴隷身分から解放された後、ドミティアヌス帝による哲学者追放令が出るまで、ローマで「自由」をテーマにした哲学の講義をおこなった。「エピクテトス」という名は、ギリシア語で「後から手に入れたもの」を意味する。ギリシア・ニコポリスに移住し子弟に教えを授けながら半生を過ごし、哲人皇帝マルクス・アウレリウスにも大きな影響を与えた。エピクテトス自身は著作を残さなかったが、弟子のアリアヌスによる講義録『語録(The Discourses)』、講義のエッセンスをまとめた『要録(The Encheiridion)』からその思想を読み取ることができる。本書はこの『要録』の全文と、現存している『語録』から選りすぐった9篇がもとになっている。
編:アンソニー・A・ロング
カリフォルニア大学バークレー校の古典学名誉教授、および哲学教授。『Epictetus: A Stoic and Socratic Guide to Life』『Stoic Studies』『Seneca: Letters on Ethics』(マーガレット・グレーバーとの共著)など、著者多数。カリフォルニア州ケンジントン在住。
訳:天瀬 いちか
国際基督教大学卒業。広告業界に勤務の後、パリ第8大学にて哲学を学び、現在はフリーの翻訳者として映像・出版翻訳を手がける。訳書に『2000年前からローマの哲人は知っていた 死ぬときに後悔しない方法』(文響社)。

ISBN:9784866513799
出版社:文響社
判型:B6変
ページ数:208ページ
定価:1280円(本体)
発行年月日:2021年06月
発売日:2021年06月03日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QDHA
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:QDX