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波動は慣性力の伝播

　
音の伝播は空気を媒体要素とする波動の慣性力の伝播と考えなければならない。光の伝播も磁力を媒体要素とする波動の慣性力の伝播。引力の伝播も磁力を媒体要素とする波動の慣性力を介して生ずる力の伝播とみることができる。音の波動としての性状は、水面の波の波動も含めて、光の波動、引力の波動にも共通した性状を有するものとして扱うことができる。

まえがき
波
　１　波との出会い
磁力
　２　磁力の波
音
　３　アクティブ消音
　　3.1　消すことのできる音
　　3.2　騒音拡散防止技術の変遷
　　3.3　難しくしている考え方
　　3.3.1　デジタルの演算処理時間
　　3.3.2　波動のベクトル
　　3.3.3　音響インテンシティ
　　3.4　音波の直線振動
干渉
　４　波動吸収
　　4.1　波動吸収の原理
　　4.2　多孔性音響材
　　4.3　反射板式消音管
消音
　５　アクティブ消音制御
　　5.1　騒音対策の現況
　　5.2　騒音対策の技術課題
　　5.2.1　三次元の空間
　　5.2.2　デジタル信号処理
　　5.2.3　アナログ信号処理
　　5.3　アクティブ消音システム
　　5.3.1　三次元の消音
　　5.3.2　アナログによる消音
　　5.4　フート・エリミネート・フィルタ
　　5.4.1　遮断特性と独立性
　　5.4.2　２組のフィルタ群
　　5.4.3　補完関係
　　5.4.4　高速追従回路
　　5.5　ANCの実用化を目指して
　　5.5.1　ANC遮音壁
　　5.5.2　遮音エアカーテン
光
　６　光の二面性
　　6.1　光の波動性と粒子性
　　6.2　磁力の波の発生
　　6.3　円運動の加速度と波動の慣性力
　　6.4　波動の粒子性
　　6.5　波動の独立性
　　6.6　磁力の波面の不定性
　　6.7　光電子放出
　　6.7.1　軌道のひずみ
　　6.7.2　電子放出
　　6.8　光の波の伝播性状
引力
　７　万有引力の発生
　　7.1　原子間の引力
　　7.1.1　電子の円運動と導体ループ
　　7.1.2　正弦波状の磁力放出
　　7.1.3　原子間の相互作用
　　7.2　原子間の引力と斥力
　　7.3　原子の慣性質量
　　7.4　極大と極小の世界の引力
慣性力
　８　むすび

著：八百板　晃
1936　東京都生まれ。千葉大学卒業
1965　ビーバ ㈱ 設立
1997　 東京都環境科学研究所　回折音低減化に係る共同研究
1999　 第11回中小企業優秀新技術・新製品賞　優秀賞「ANC遮音壁」
2002　 東京工業大学大学院理工学研究科「車上設置型デバイスによる鉄道車輪/レール系騒音のアクティブ制御」科学研究支援員
2003　 東京都西多摩建設事務所　五日市トンネル換気用ジェットファンのANC騒音低減の実証実験