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ALS十五年の介護日誌

著:荒木正嗣

紙版

内容紹介

患者、家族、そして医療、看護、介護者の記録
平穏な余生を楽しみにしていた妻が、ALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症。
「楽になりたい」と訴える妻。もう一度「家に帰ろうよ」の声にうなずき人工呼吸器を装着する。症状の進行と介護の苦楽を共にした15年間。

目次

Ⅰ 穏やかな日々
シリコンバレーの見学/花と野菜作り/離れの新築と庭造り/定年退職と孫三人の成長
Ⅱ ALS発症まで
病気の前ぶれ/食欲なく異状見つからず/暮れの緊急入院/ALS認定までの症状と病院歴
Ⅲ もう一度家に帰ろうよ
西別府病院へ転院/北一病棟/妻に笑顔がもどる/胃ろう造設手術
Ⅳ 在宅療養に向けて
重症難病患者医療専門員と保健所/「はるかぜ医院」の訪問看護師と介護者研修/キャンナスの存在/介護環境と看護記録及び伝言ノート
Ⅴ やすらぎのひととき
在宅療養の始まり/音楽療法/来客/記念日
Ⅵ 緊張としくじり
人工呼吸器のトラブル/失敗と反省
Ⅶ コミュニケーションと病状
思考・感情・記憶力/コミュニケーション方法/病状の記録/皮膚科と耳鼻科の診療
Ⅷ 介護の諸問題
介護者の体調と稼業/介護と生計/介護と地域社会/コロナの影響
Ⅸ 「ありがとう」葬儀と心労
闘ったが静かに眠る/心こもった質素な葬儀

著者略歴

著:荒木正嗣
1941年 大分県に生まれる
1965年 福岡大学経済学部卒業
1969年  同大学院経済学研究科修士課程修了、経済立地論専攻
大分県下の私立・公立高校勤務。1998年県立聾学校長、2000年県立安岐高校長歴任。
【著書】
『大分県風土記』(1988年、旺文社、共著)
『地理問題演習』(大学受験用、1990年、まさご印刷)

ISBN:9784866417158
出版社:リフレ出版/東京図書出版
判型:4-6
ページ数:218ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2024年01月
発売日:2024年01月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VF