自衛隊心理教官と考える 心は鍛えられるのか
レジリエンス・リカバリー・マインドフルネス
編著:藤原 俊通
他著:内野 小百合
他著:佐々木 敦
紙版
内容紹介
現代社会に生きる私たちは日々さまざまなストレスにさらされている。そんな中で,誰もがストレスに勝つ方法を模索し,ストレスに負けないように心を鍛えたいと思っている。だが,簡単なスキルを取得するだけで,あるいはやみくもに負荷をかけ続けるだけで,強い心を手に入れることはできない。
本書は,自衛隊という強くあることが求められる組織で,長年心理教官として活動してきた著者が,「心は鍛えられるのか」をテーマにまとめたものである。心を強くするとはどういうことなのか。どうすれば強くなるのか。しなやかに,したたかに生きるためのヒントが詰まった一冊。
目次
第1部 心の強さとは何か
第1章 ストレスに向き合う
第2章 心の強さを求める社会
第3章 事例による心の強さの検討
第4章 心の強さとは
第2部 心の強さを手に入れる
第5章 救助者のレジリエンス―現象学を援用して
第6章 精神科臨床から考える「心を鍛える」とは
第7章 「心を鍛える」その前に―組織とそこに属する個人が見失ってはならないもの
第8章 組織と心の強さ
第9章 心の強さを手に入れるために―マインドフルネスに学ぶ
第10章 心は鍛えられるのか