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ビートルズが教えてくれた

著:田家 秀樹

紙版

内容紹介

ビートルズは日本でどう受け止められ、どんな影響を与えてきたのか?
時を超えて、何世代にも渡って聴き続けられ、歌い継がれているのはなぜなのか?

日本のロック・ポップスを創成期から見続けている田家秀樹が、1930年から80年代生まれのアーティストと、その時代の関係者たちに取材・インタビューするなかで、彼らがビートルズから何を学び、何を教えられたのかを明らかにする!!

ビートルズ・デビュー55周年記念出版!!
“西日本新聞好評連載・待望の書籍化”

目次

●プロローグ…彼らの音楽に何を聞き何を見てきたのか
●財津和夫…一瞬にして虜になった/衝撃だった無秩序/教科書通りじゃない!/「中期以降」に惹かれて/1曲に16時間かけて/みんな君たちのせいさ
●草野浩二…カバーできない別モノ/日本語が似合わない!
●東京ビートルズ…米兵の手で運ばれて/はっぴいえんどの先輩
●高嶋弘之…社会現象作っちゃえ/あの手この手の大作戦/格の違いはハーモニー/〝信長〞のバカヤロー
●井上陽水…リバプールは遠すぎる/音楽に選ばれた人/地球の裏側にいた同志/部屋にギターはなかった/触発され、自分の世界を/一人で延々歌っていた
●フォークル(フォーク・クルセダダーズ)…自由な電車ごっこ/大人は判ってくれない
●横尾忠則… 1967 年のラブ&ピース
●浜田哲生…何でも見てやろう!/書を捨てよ 町に出よう/まずは「家出のすすめ」/リンゴの家よ永遠に
●石坂敬一…4人はアイドル!
●岡本おさみ…女王陛下はいい女/日陰を好んでいては…/もっと陽気でもいい
●CHAGE & ASKA …まるで親戚のように/新しくなく懐かしい歌/あれが機材の乗った船/譜面台なんて言語道断/真似できない自由さに/リバプールで落書きを/〝史上最大の作戦〞だ!/音楽は国境を超える/世界に触れた握手から/一度立ち止まり、次へ
●高橋まこと(BOØWY)…タイガースに負けてる/全部彼女が駄目にした?/みんなで見る夢は、現実/めんたいロックに続け!/マジでバンドやろうぜ!/「プロもアマもないよ」
●斉藤和義…66年6月22日生まれ/世の中の音楽の7割を/傘がないわけじゃない/思ったことを形にして/薄着では笑えない現実/これからもヨロチクビー
●ラブ・サイケデリコ…教科書デビューしても/ドンと入って来ちゃう/〝イエス〞というロック/バッハより身近で偉大/神話になりたくない!/最後に愛にたどり着く
●斉藤早苗…英語が分からないから/エルビスにはないもの/100回でも200回でも
●flumpool…父母が叔父が友達が/そして聖地に向かう/イマジン流れる部屋で/4人だからこそ楽しい
●TAKURO(GLAY)…これで部活辞めました/博多なら博多の音を/神様のお告げで変更/センチメンタルな不良/ヒットしてGoodか?/夢を叶えてしまった後/夢も挫折も成功も失敗も
●エピローグ…俺はジョン 君はヨーコ/I WEST 72STREET NY/レノン・シンドローム/ただ星空があるだけ/彼らの音楽からまだまだ学び続けられる
●巻末付録「ビートルズと日本の音楽シーンの変遷史」

著者略歴

著:田家 秀樹
1946年、千葉県船橋市生まれ。1969年、タウン誌のはしりとなった『新宿プレイマップ』創刊編集者を皮切りに、「セイ!ヤング」などの放送作家、若者雑誌編集長を経て音楽評論家、ノンフィクション作家、放送作家、NACK5「J-POP TALKIN’」、FM COCOLO「J-POP LEGEND FORUM」、TOKYOFM「Kei‘s Bar」パーソナリテイー。「毎日新聞」「J-CAST ニュース」「B-PASS」など、新聞雑誌でレギュラー執筆中。日本のロック・ポップスを創世記から見続けている一人。日本放送作家協会会員。
主な著書に、『陽のあたる場所/浜田省吾ストーリー』『オン・ザ・ロードアゲイン~浜田省吾ツアーの241日』(角川書店・文庫)、『読む J- POP1945 ~ 2004』(朝日文庫)、『小説・吉田拓郎~いつも見ていた広島』(小学館)、『70 年代ノート』(毎日新聞)、『永遠のザ ・ フォーククルセダーズ~若い加藤和彦のように』(ヤマハミュージックメデイア)など多数。

ISBN:9784865980400
出版社:アルファベータブックス
判型:4-6
ページ数:256ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2017年10月
発売日:2017年10月05日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AVL