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封印された天草四郎の怨霊

著:小崎 良伸

紙版

内容紹介

天草は、「天草四郎とキリシタンの島」として知られ、歴史とロマンの香りが漂っています。しかし、江戸初期から幕末までの禁教期における歴史は、重い厳しい歴史であり、キリスト教と仏教・神道の相克を描くことでしか実体は浮かび上がらないのではないかと思います。

また、「結界線」という新しい民俗学のツールを使うことで、今までは見えなかった当時の宗教者の本音を垣間見ることが出来ました。

本著では、天草四郎の首の行方だけでなく、隠れキリシタンが大量に発見された「天草崩れ」に関連する謎の呪符の解明や、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の世界文化遺産登録に関し、ユネスコが指摘する「禁教時」における具体的な文化遺産などの新たな提言もしています。

著者略歴

著:小崎 良伸
【著者略歴】…小崎良伸(こざき・よしのぶ) …解弢館(かいとうかん)文化教育研究所館主、文化・教育研究家、1950年・熊本県に生まれる。同志社大学法学部卒業後、熊本県立高等学校社会科教諭、文科省研修生、県教育委員会指導主事を経て、熊本県立天草養護学校長・矢部高等学校長・湧心館高等学校長等を歴任。2011年退職。現在は解弢館(かいとうかん)文化教育研究所館主。2012年~15年 東海大学非常勤講師、2013年~ 熊本大学非常勤講師。 
【著書】…「自立をうながすコミュニケーション・ワークシート」学事出版(株)・2011/5/16、「コミュニケーション入門」「百年樹人」「心の法則」「求められる教職員像」解弢館・小野高速印刷所2010/9  …等  「結界線で斬る日本史の謎」解弢館・2012.6、および「後鳥羽院の怨霊封じと百人一首の謎」解弢館・2011.5 …の二冊に関しては、BookWayから市販本として後日出版予定。 

ブログ名は、「かいとうかん便り」

ISBN:9784865841480
出版社:Book Way
ページ数:120ページ
定価:1000円(本体)
発行年月日:2016年07月
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRMB