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日本人のための日中韓興亡史

著:八幡 和郎

紙版

内容紹介

なぜ、日中韓はつねにギクシャクするのか!

現代の日本人にとって近くて遠い国、それが中国と韓国だ。近年、経済や外交、領土や歴史認識などの問題で、さまざまな摩擦・衝突が起きている。だが今後、東アジアは世界経済の中心のひとつになるとみられ、日中韓三国の歴史をきちんと理解することが欠かせない。日中韓の興亡史を三国並行スタイルで読む本書では、一国の歴史をタテに見ていくのではなく、ヨコのつながりで語るので、同時代的な理解が進む。

中国の中華思想に日本、韓国はどう対処したか。韓国のコウモリ外交はいつ始まったのか。地政学と深い絡み合いの歴史から見えてくる戦争・支配・友好の激動の三国史!言語から探る東アジアの諸民族、古代中国文明と古朝鮮、邪馬台国や『日本書紀』の読み解き方、漢民族の帝国である秦・漢から北方民族の影響を受けた隋・唐へ、中国に従属する道を歩んだ李氏朝鮮、激動の近現代史と、この1冊で日中韓の知られざる関係史がわかる!

目次

プロローグ 日中韓関係のはじまり
第1章 東アジアの諸民族はこうして生まれた
第2章 古代中国文明と漢民族の成立
第3章 日本と半島の統一国家成立と中国の多民族化
第4章 モンゴル帝国と中世の東アジア
第5章 西洋との出会いと日中韓の興亡
エピローグ 近現代の日中韓関係と世界

著者略歴

著:八幡 和郎
1951年、滋賀県大津市に生まれる。東京大学法学部を卒業後、1975年、通商産業省入省。入省後官費留学生としてフランス国立行政学院(ENA)に留学。北西アジア課長(南北朝鮮担当)、大臣官房情報管理課長、国土庁長官官房参事官などを歴任し。1997年退官。2004年より徳島文理大学大学院教授を務めるかたわら、作家、評論家として活躍中。
著書には『世界と日本がわかる最強の世界史』『日本と世界がわかる最強の日本史』『歴史の定説100の嘘と誤解』(以上、扶桑社新書)、『「領土」の世界史』(祥伝社新書)、『誤解だらけの韓国史の真実』『本当は分裂は避けられない!? 中国の歴史』(以上、イースト新書)、『令和日本史記』(ワニブックス)、『365日でわかる世界史 世界200カ国の歴史を「読む事典」』(清談社Publico)、『日本人のための英仏独三国志』(さくら舎)などがある。

ISBN:9784865812916
出版社:さくら舎
判型:4-6
ページ数:320ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2021年04月
発売日:2021年04月08日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF