出版社を探す

日本人のための英仏独三国志

世界史の「複雑怪奇なり」が氷解!

著:八幡 和郎

紙版

内容紹介

英仏独の絡み合いから世界と日本がわかる!

産業革命や政治制度、民主主義思想は英仏独から生まれた。日本人は明治期から英仏独に習って国をつくってきた。英仏独はやはり世界の主役の三国である。本書はその三国の歴史がどうからみ合って展開してきたかを、『三国志』のごとく描くもの。

有史以前のケルト人の拡散から、フランク王国の成立、十字軍、英仏百年戦争、神聖ローマ帝国とハプスブルク家、宗教改革、ドイツ三十年戦争、フランス革命とナポレオン戦争の激震、二度の世界大戦から現代へ、という大きな流れを、三国並行で、国王や王妃、英雄、愛人、革命家などの人物をからめながら語っていく。

意外なエピソード、オペラや文学作品、観光名所などの蘊蓄も入っているので、面白く読める。島国の日本人には国境を接する国家の思考はわかりにくい。英仏独の歴史のからみ合いをひもとけば、現代の世界情勢が見えてくる! 英独仏の歴史地図・年表・系図入り!

目次

プロローグ ヨーロッパは深い森の中から生まれた
第1章 フランク王国成立とイングランド統一
第2章 十字軍と英仏百年戦争
第3章 ハプスブルク帝国全盛と宗教改革
第4章 ドイツ三十年戦争と絶対王政
第5章 フランス革命とナポレオンの激震
エピローグ 世界大戦とEU統合、そしてブレグジット

著者略歴

著:八幡 和郎
1951年、滋賀県大津市に生まれる。東京大学法学部を卒業後、1975年、通商産業省入省。入省後官費留学生としてフランス国立行政学院(ENA)に留学。北西アジア課長(南北朝鮮担当)、大臣官房情報管理課長、国土庁長官官房参事官などを歴任し。1997年退官。2004年より徳島文理大学大学院教授を務めるかたわら、作家、評論家として活躍中。著書には『世界と日本がわかる最強の世界史』『日本と世界がわかる最強の日本史』(以上、扶桑社新書)、『領土の世界史』(祥伝社新書)、『世界の王室うんちく大全』(平凡社新書)、『愛と欲望のフランス王列伝』(集英社新書)、『消えた国家の謎』(イースト新書Q)、『最終解答 日本古代史』『最終解答 日本近現代史』(以上、PHP文庫)、『令和日本史記』(ワニブックス)などがある。

ISBN:9784865812411
出版社:さくら舎
判型:4-6
ページ数:272ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2020年05月
発売日:2020年05月21日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHD