出版社を探す

AIの世紀 カンブリア爆発

人間と人工知能の進化と共生

著:田中 徹

紙版

内容紹介

著者は、2010年から人工知能を追ってきた新聞記者。コンピューターとプロ棋士との対決を追ったルポが共著としてあるが、単著としては処女作になる。

「カンブリア」は、地球上の生物が爆発するかのうように一気に増えた「カンブリア紀」のこと。また「機械」は、人工知能を搭載したロボットをはじめとする「非人間」のすべてを指す。100年後、200年後、現代は「機械カンブリア」と呼ばれているかもしれないと人工知能の研究者が言ったという。そこから引いたタイトル。

人間の生活環境や労働環境、幸福観をがらりと変えるとされている人工知能。ロボットやインターネット、ビッグデータなど、関連分野の研究現場(企業・大学)を数多く取材し、その現在を一般にわかりやすくまとめた書き下ろし。人工知能がもたらすのはディストピアかユートピアか。技術・研究解説にとどまらず、研究者の迷いや、人間社会の未来像にまで言及した力作。

著者略歴

著:田中 徹
1973年、北海道に生まれる。新聞記者、北海道新聞電子メディア局部次長。早稲田大学社会科学部卒業後、北海道新聞社へ入社。警察、教育・大学などを担当。2006年、新聞労連ジャーナリスト大賞優秀賞を受賞した連載企画「あなた見られてます―監視と安全のはざまで」に取材メンバーとしてかかわり、テクノロジーが生活や社会に及ぼす影響に関心を持つ。2007年、北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニット本科修了。2010年、将棋の棋士とコンピューターの対決を取材したのを機に、人工知能やロボットなどを追い続けている。著書(共著)に『閃け!棋士に挑むコンピュータ』(梧桐書院)がある。

ISBN:9784865810912
出版社:さくら舎
判型:4-6
ページ数:264ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2017年03月
発売日:2017年03月09日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:UD