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軟骨的抵抗者

演歌の祖・添田唖蝉坊を語る

著:鎌田 慧
著:土取 利行

紙版

内容紹介

明治大正すごい演歌師がいた。
明治から昭和初期にかけて活躍した近代流行歌の祖、添田啞蟬坊(1872~1944年)。風刺やユーモアに満ちたその歌は貧困が拡大する現代の世相に響き合い、いまも人々の心にしみいる。そして「ストライキ節」「ラッパ節」など多くの人が一度は聴いたことがあるメロディーは数知れない。「正調」啞蟬坊を歌い継ぐ土取利行と明治の社会運動に詳しい鎌田慧が語り合う。

著者略歴

著:鎌田 慧
ルポライター。『残夢――大逆事件を生き抜いた坂本清馬の生涯』(金曜日)、『大杉栄――自由への疾走』(岩波現代文庫)など、明治大正期の社会主義者、無政府主義者を描いた作品も多い。「さようなら原発」運動、「戦争をさせない」運動などの呼びかけ人。
著:土取 利行
音楽家。1970年代よりドラマーとして近藤等則、坂本龍一らと活動。76年よりピーター・ブルック国際劇団で演奏家、音楽監督として活躍中。「正調」啞蝉坊を歌い継ぎ、『明治大正演歌二代―添田啞蝉坊・知道を演歌する』(2枚組)を第2集まで出している。

ISBN:9784865720228
出版社:金曜日
判型:4-6
ページ数:176ページ
定価:1200円(本体)
発行年月日:2017年08月
発売日:2017年08月23日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:ATX