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蘇らせようマルクスの革命思想

『資本論』は実践の書

著:高木 徹

紙版

内容紹介

心血を注いだ大冊!
戦争、気候変動…資本主義が行き詰まり、世界が未曾有の危機にあるのは明白。必要なのは、世界史を進める原動力〝革命〟を復活させること。従来のマルクス主義の呪縛を解き、『ドイデ』の世界革命性を説き、経済学の書ではなく、曖昧な「アソシエーション」論でもない、労働者階級の自己解放思想を実践する『資本論』を丁寧に論証。人類がはじめて到達した地平として「ロシア革命」を根底的に検証し、世界を見据えた21世紀の革命思想を導き出す。
マルクスだけを賞賛して、スターリンと一緒くたにレーニンもエンゲルスも否定してみせて、あたかも己が、エンゲルスやレーニンをも超えているかのごとく錯覚している人々には、本書を読んでいただき、この地平にあなた方が立っていたのかを問いたいと思います。(序章より)

目次

序 歴史の原動力=革命を蘇らせるために
【第1編】 「マルクス革命思想」の樹立の書『ドイツ・イデオロギー』
第1章▼スターリンによる『ドイツ・イデオロギー』偽造影響の打破へ
第2章▼ 『ドイツ・イデオロギー』は実践的唯物論への移行=確立の書
第3章▼マルクス的共産主義論の誕生
第4章▼唯物史観は「哲学」や「思想」ではなく歴史学の科学的方法論である
【第2編】 『資本論』は実践の書 
序▼『資本論』第一巻をどうよむべきか
第1章▼「資本に関するプラン」は事実上破産した(「第二篇」論)
第2章 ▼第一インターの労働者の闘いが生み出した「第三篇」~「第六篇」
第3章▼破棄された「直接的生産過程の諸結果」の考察
第4章▼「商品の貨幣への転化」と「商品の呪物性」(「第一篇」論)
第5章▼『資本論』を実践の書たらしめた「第七篇」 大谷禎之介の「アソシエーション論」批判
【第3編】スターリン主義を打倒する共産主義を
序 人類の「過渡期」に踏み込んだロシアの壮絶な闘いに学ぶ
第1章▼革命から第十回大会までのボリシェヴィキの闘いの教訓
第2章▼レーニンの病と「最後の闘争」
第3章▼スターリン主義の発生から何を学ぶべきか

ISBN:9784865652697
出版社:言視舎
判型:A5
ページ数:524ページ
定価:3600円(本体)
発行年月日:2024年02月
発売日:2024年03月04日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB