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明日戦争がはじまる【対話篇】

著:宮尾 節子
著:佐藤 幹夫

紙版

内容紹介

戦争をめぐる語り口を刷新する
詩で戦争を止める?
詩作品「明日戦争がはじまる」で世間を騒然とさせたパンク詩人と津久井やまゆり園「優生テロ事件」を追う硬派ジャーナリスト 同行二人、「戦争」に落とし前をつける。
〝佐藤さん、こんにちは。戦争がはじまりました。戦争が庶民に解禁されたのです。〟
〝当初から、津久井やまゆり園事件の深部には「戦争」というテーマが流れていると感じてきました。〟
「詩とケア」からはじまるやりとりは、コロナ禍、テロ、ジェンダー、障害者……をめぐり、いずれはメビウスの輪のように「明日戦争がはじまる」に向かっていく――シロウトが語らずして誰が戦争を語るのか

目次

Ⅰ 宮尾「言えなさ」について  佐藤 ケアを開く/開かれる「わたし」 宮尾 憎むのでもなく、許すのでもなく
Ⅱ 宮尾 ねりました 佐藤 コロナ禍と戦争 佐藤 「重度の神」とはどんな「神」なのだろうか
Ⅲ 宮尾 戦争がはじまりました 佐藤「海の向こうの戦争」から「五分後の戦争」へ 宮尾 葬送
Ⅳ 詩の言葉とジェンダーと非戦の思想
Ⅴ 燃える詩人と『ハンチバック』

著者略歴

著:宮尾 節子
詩人。2014年SNSで発表した詩「明日戦争がはじまる」の爆発的な拡散で各種メディアで話題になる。『ドストエフスキーの青空』『女に聞け』他既刊詩集多数。音楽家とのコラボによる詩の朗読も注目されている。1993年現代詩ラ・メール賞受賞。
著:佐藤 幹夫
1953年、秋田県生まれ。2001年よりフリーランスとして、執筆や、雑誌・書籍の編集発行に携わる。1987年より批評誌『飢餓陣営』を発行し、現在57号。
主な著書に『自閉症裁判』(朝日文庫)、『知的障害と裁き』(岩波書店)、近刊に、村瀬学との共著『コロナ、優生、貧困格差、そして温暖化現象』(論創社)、『津久井やまゆり園「優生テロ」事件、その深層とその後: 戦争と福祉と優生思想』(現代書館)がある。

ISBN:9784865652635
出版社:言視舎
判型:4-6
ページ数:288ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2023年10月
発売日:2023年10月31日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DND
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ