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三宅雪嶺 異例の哲学

著:鷲田 小彌太

紙版

内容紹介

三宅雪嶺は「明治維新後」の思想を代表する
三宅雪嶺は1860年生まれ、1945年没。明治維新から第二次大戦までを生きた哲学者、歴史家、ジャーナリスト。「国粋主義」を標榜した言論雑誌「日本人」の創刊で知られ、『真善美日本人』『偽悪醜日本人』ほか膨大な著作を残した。
雪嶺の「国粋保存」は保守反動思想ではない。雪嶺の哲学は、旧物保存の正反対、開明社会の知識思想から生まれた宇宙論、人類論、社会論などで構成される百科全書的で、広大な思想体系である。
雪嶺の魅力は、これまた膨大な歴史論、人物論、人生論にもある。司馬史観の源泉は雪嶺にあり。
満州事変以降、「晩節を汚して」しまった雪嶺について、それはなぜ? を問う。

目次

0▼哲学の本意……日本人の誕生——大日本帝国憲法/日本人の粋(真善美)と弊(偽悪醜)  
1▼哲学論……『宇宙』――哲学の総合デザイン/哲学の総体=エンチクロペディ/《人類学》――雪嶺哲学の「総体」を読む
2▼歴史論……『同時代史』/『人生八面観』/隔日コラム
3▼人生論……『世の中』/『人物論』/『英雄論』/『志行一致を計れ』
4▼フリーランサーの生き方
5▼年譜と著作 ほか

著者略歴

著:鷲田 小彌太
哲学者
『最終版 大学教授になる方法』『日本人の哲学1~5』(言視舎) ほか著作多数。

ISBN:9784865651997
出版社:言視舎
判型:4-6
定価:3000円(本体)
発行年月日:2021年04月
発売日:2021年05月02日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNB