古代中国数学「九章算術」を楽しむ本
増補・改訂版
著:孫 栄健
紙版
内容紹介
数学専門家・愛好者はもちろん、算数・数学教師、必読!
★「九章算術」は紀元前1世紀に成立した東アジア最古の数学書。徹底して演算的、実用数学であることが特徴で、中国・朝鮮・日本の数学の方向を決定付け、その独自性・先進性も示している。
★「方程式」が本書に由来するように、本書は注釈されながら長い歴史を経てきた。本書を解読することは、東アジア文化の思考パターンの基層にふれることになり、文明論的にも重要な体験となる。「鶴亀算」「植木算」「旅人算」もここから生まれた。
★農業、土木、商業など9分野256問を収録。
「数独」に飽き足らない人、中国や日本、東アジアの古代史好きの人にも。
目次
▼第一章 方田~農地の面積計算
▼第二章 粟米~穀物の換金計算
▼第三章 衰分~比例配分の計算
▼第四章 少広~面積体積の計算
▼第五章 商功~土木工程の計算
▼第六章 均輸~租税の運輸の計算
▼第七章 盈不足~複仮定法の計算
▼第八章 方程~多元一次方程式
▼第九章 句股~直角三角形と測量