マンガ ケーススタディゲーム依存
著:三原 聡子
紙版
内容紹介
ゲーム依存(ゲーム障害)は、近年ようやく治療の必要な病気だと認められるようになりました。一方で「こうすれば必ず治る」という治療法も確立されておらず、患者さんごとに対処法を考え、見つけ出していくことが必要です。
タイミングよく手がかりを発見し目覚ましい回復を見せる人もいれば、病気と向き合うことも難しい人、なかなか回復の糸口を見つけられず苦しい思いをしている人、ご家族もいます。
本書は、依存症の専門病院でもある久里浜医療センターで心理療法士として長年ゲーム依存のお子さん、家族の相談、治療にあたってきた著者による、さまざまな背景や経緯でゲーム依存に悩み、治療法を模索してきた患者さんたちの事例、パターン、専門家による視点をマンガ等で紹介します。ゲーム使用の問題に悩む本人、家族、支援者にとって考え方のヒントを見出すきっかけになるかもしれません。
ゲーム依存の基礎知識、家庭でできるゲーム使用コントロールの工夫、コミュニケーションの考え方なども紹介しています。
目次
ゲーム依存について考えよう
はじめに
第1章 ゲームに依存する子の相談が増えている
ゲーム依存とは
なぜ依存するのか
ゲームに依存する道筋は人それぞれ
第2章 ゲーム依存かなと思ったら
家族だけで抱え込まない
専門家に相談しよう
受診と診断
ゲーム依存の治療とは?
ケーススタディが役に立つ
第3章 ケーススタディ ゲーム依存
マンガでみる15人のゲーム・スマホ依存とそれから
第4章 家庭での取り組み
家庭での取り組み
リバウンドに備える
長い目で見る
あとがき