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村上春樹とフィクショナルなもの

「地下鉄サリン事件」以降のメタファー物語論

著:芳川泰久

紙版

内容紹介

地下鉄サリン事件を起こした麻原彰晃へ、小説家としての「負い目」を感じる村上春樹――『アンダーグラウンド』以降、どのようにこれを払拭するのか? 『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』をメタファー物語論で読み解き、村上春樹の新たな挑戦と試みを差し出す画期的な論考。

著者略歴

著:芳川泰久
1951年、埼玉県生まれ。早稲田大学大学院博士課程修了、同大学教授(フランス文学、文芸批評)。主な著書に、『闘う小説家 バルザック』(せりか書房)、『謎とき「失われた時を求めて」』(新潮社)、『「ボヴァリー夫人」をごく私的に読む』(せりか書房)、小説に『歓待』(水声社)、『坊っちゃんのそれから』『吾輩のそれから』『先生の夢十夜』(以上、河出書房新社)、主な訳書にクロード・シモン『農耕詩』(白水社)、バルザック『サラジーヌ 他三篇』『ゴプセック・毬打つ猫の店』(以上、岩波文庫)、フローベール『ボヴァリー夫人』(新潮文庫)、プルースト『失われた時を求めて』(角田光代と共訳、新潮社)ほか多数。

ISBN:9784864882415
出版社:幻戯書房
判型:4-6
ページ数:224ページ
定価:2400円(本体)
発行年月日:2022年02月
発売日:2022年02月04日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ