出版書誌データベース

それで、その医者への感謝と敬意を込めて、その生まれた子どもはドクターと名づけられたわけよ。それがこの俺さ。ドクター・マリゴールド。

ディケンズみずから朗読する「クリスマス・キャロル」
「バーデル対ピクウィック」など人気を博した、
〝声に出して読みたい〟ディケンズの代表的朗読作品
５編を収録。

クリスマス・キャロル
バーデル対ピクウィック
デイヴィッド・コパフィールド
ひいらぎ旅館の下足番
ドクター・マリゴールド

　チャールズ・ディケンズ［1812–70］年譜
　訳者解題

著：チャールズ・ディケンズ
チャールズ・ディケンズ（Charles Dickens 1812-70）
イギリスの国民的作家。24歳のときに書いた最初の長編小説『ピクウィック・クラブ』が大成功を収め、一躍流行作家になる。月刊分冊または月刊誌・週刊誌への連載で15編の長編小説を執筆する傍ら、雑誌の経営・編集、慈善事業への参加、アマチュア演劇の上演、自作の公開朗読など多面的・精力的に活動した。代表作に『オリヴァー・トゥイスト』、『クリスマス・キャロル』、『デイヴィッド・コパフィールド』、『荒涼館』、『二都物語』、『大いなる遺産』など。

編：井原　慶一郎
井原慶一郎
1969年生まれ。広島県出身。鹿児島大学教授。専門は英文学、表象文化論。博士（文学）。著書に映画学叢書『映画とイデオロギー』（共著、ミネルヴァ書房）、訳書にチャールズ・ディケンズ『クリスマス・キャロル』（訳・解説、春風社）、トッド・マガウアン『クリストファー・ノーランの噓／思想で読む映画論』（フィルムアート社）など。