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ニサルガダッタ・マハラジが指し示したもの

時間以前からあった永遠の真実

著:ラメッシ・バルセカール
著:シュリー・ニサルガダッタ・マハラジ

紙版

内容紹介

ラマナ・マハルシと並ぶインドの覚者、ニサルガダッタ・マハラジ。
長年身近に接してきた弟子のバルセカールが、ニサルガダッタ・マハラジの教えと人柄を紹介し、
付録として「教えの核心」「意識についての覚書」「全真実」で丁寧に解説しています。

本書以上に、「私とは何か?」に関して綿密で論理的で親切な本はないかもしれません!

「それでは、あなたは誰なのか? 肉体付きの意識が存在するようになる前のあなたは何だったのか? 百年前(!)、あなたは何だったのか?」とマハラジは尋ねます。


「実際は、どんな「自分たち」 もどんな「あなたたち」もいず、ただ「私」だけがある。」

「『誰』も生まれず、『誰』も死なない。」

「非対象的何かとしての意識は、『生まれる』ことも『死ぬ』こともできず、そしてもちろん、『生まれ変わる』こともできない。」

「あなたは時間と空間を越え、今この地点でのみ時間と空間に接触している。
もし時間と空間に接触していなければ、時間も空間もなく、どんな経験にも傷つかない。」

「悟りを求めるどんな『自分』も『あなた』も存在しないし、実際、『悟り』などといったものはない。この事実の直観的認識(統覚)そのものが悟りである!」

「あなたは自分がまるで現象的対象物であるかのように考え話すのをやめなければならないと、私は言い続けている。私はあなた方に、あなたは現象的対象物ではなく、意識そのもの、感覚ある存在に感覚を提供している生きた意識であると、語り続けている。さらにあなたは顕現の中でのみ意識であるにすぎず、しかし実際は、あなたは意識以前に存在するものであるとも語り続けている。つまり、あなたは純粋な気づきなのだ。」(以上、本文より)

目次

1 達成のプライド

2 意識、唯一の「資本」

3 死に直面して

4 顕現と非顕現は一つである

5 気づきと意識

6 空間と時間の束縛

7 ジニャーニは世界をどう見るのか?

8 真理の証明

9 あなたはラーマ、私はラーマ

10 想像の中のイメージ

11 演劇は続く

12 顕現は夢である

13 愛と神

14 ギーターを読む立場

15 本当のヴィジョンをもった盲目の若者

16 彼はあざ笑うためにやって来た……

17 非現象と現象

18 基本的事実を理解しよう

19 「私」に関する知識と人生の問題

20 グルの恩寵こそ、私が必要なすべてである

21 意識の種

22 自己覚醒は努力がいらない

23 不妊の女性の子供

24 根本的なことを概観する

25 私たちは何なのか、本当に?

26 人生はドタバタ喜劇

27 間違った一体化が「束縛」である

28 あなたは時間がない存在である

29 「悟り」などといったものはない

30 「誕生」前、あなたは何だったのか?

31 マハラジが自分自身について語る

32 個人的経験

33 認識する人は誰もおらず、ただ認識することだけがある

34 純潔のアイデンティティ

35 行為者の完全なる不在

36「誰」も生まれない、「誰」も死なない

37 思考を分析する

38 存在性が神である

39 あなたは意識している存在である

40 再び、マハラジが自分自身について語る

41 輪廻転生はありえない

42 知的思考は中毒になる場合がある

43 偽物を偽物として見ることが真理である

44 瞑想の生かじり

45「私」以外に何もない

46 実体性の欠如

47 探求者が求められているものである

48 熟睡の本質

49「あなた」の消滅

50 不敬な啓示

51 誰が苦しむのか?

52 霊的探求における進歩

53 経験という苦しみ

54 言葉とその成就

55 生と死についての混乱

56 最後の日々:最後の教え

57 最後の瞬間:マハーサマーディ

付録

1 教えの革新
2 意識についての覚書
3 全真実

著者略歴

著:ラメッシ・バルセカール
紙巻きたばこ、手巻きたばこの小売店を営んでいた。
1924年にスマティバイと結婚し、3人の娘と1人の息子がいた。
1933年、シッダラメシュヴァール・マハラジ(Siddharameshwar Maharaj)に師事した。
師は、「私は在る」(I AM)という感覚に意識を向けさせた。
2年半後に師は亡くなり、1937年インドを旅してまわった。その旅で悟りを得た。
その後、ムンバイに戻り生計のため小さな店を維持し続けた。
1951年から教え始めた。
1966年に店から引退した後、1981年9月8日、84歳で喉の癌で死ぬまで、1日2回対話の機会を持ち、彼の家で訪問者を受け入れて教え続けた。
1973年に出版された"I AM THAT"(邦訳は『アイ・アム・ザット 私は在る』2005年、ナチュラルスピリット刊)は、北米とヨーロッパで認知され支持者を獲得した。
邦訳には、最晩年の講話をまとめた『意識に先立って』(ナチュラルスピリット)もある。
著:シュリー・ニサルガダッタ・マハラジ
1897年4月17日-1981年9月8日、インドのムンバイ(旧:ボンベイ)生まれ。
子供のときの名前は、マルティ・シヴラムパント・カンブリ。
紙巻きたばこ、手巻きたばこの小売店を営んでいた。
1924年にスマティバイと結婚し、3人の娘と1人の息子がいた。
1933年、シッダラメシュヴァール・マハラジに師事した。
師は、「私は在る」(I AM)という感覚に意識を向けさせた。
2年半後に師は亡くなり、1937年インドを旅してまわった。その旅で悟りを得た。
その後、ムンバイに戻り生計のため小さな店を維持し続けた。
1951年から教え始めた。
1966年に店から引退した後、1981年9月8日、84歳で喉の癌で死ぬまで、1日2回対話の機会を持ち、彼の家で訪問者を受け入れて教え続けた。1973年に出版された"I AM THAT"(邦訳は『アイ・アム・ザット 私は在る』2005年、ナチュラルスピリット刊)は、北米とヨーロッパで認知され支持者を獲得した。邦訳には、最晩年の講話をまとめた『意識に先立って』(ナチュラルスピリット)もある。

ISBN:9784864513319
出版社:ナチュラルスピリット
判型:4-6
ページ数:384ページ
価格:2550円(本体)
発行年月日:2020年03月
発売日:2020年03月19日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRD
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:QRRC