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尾駮の駒・牧の背景を探る

編:六ヶ所村「尾駮の牧」歴史研究会

紙版

内容紹介

考古学・歴史学・文学の観点から馬飼い文化の背景を探った今までにない一冊。
貴族のステータスシンボル「馬」が都から遠く離れた六ヶ所村で飼育された理由とは?当時の人々にとって、「みちのく」はどのように捉えられていた場所なのか?等々、 各分野の代表的な研究者が一堂に会し、馬飼い文化・その背景を徹底解明。また東北のみならず中央・他地域からみた尾駮の駒・牧の考察は、全国の牧や馬飼い文化を探るうえでも重要な視点を提供する。

目次

第一部 考古学的考察
 松本建速  六ヶ所村に馬はいつからいたか?
 田中広明  東北地方北部出土の石帯とその背景
 高橋照彦  東北地方北部出土の緑釉陶器とその歴史的背景
 瀬川 滋  コラムⅠ 陸奥湾東岸域(野辺地地区)の環濠集落
 長尾正義  コラムⅡ 三沢市「平畑(1)遺跡」の特徴について
第二部 歴史学的考察
 倉本一宏・堀井佳代子  藤原道長と馬、そして尾駮の駒
 伊藤一允  建武期の糠部と尾駮の牧
 入間田宣夫  「尾駮牧」「糠部駿馬」をめぐる人・物・情報の交流について
 藤木保誠  コラムⅢ 平安時代の都の馬事情
 栗村知弘  コラムⅣ 糠部郡内の十烈、流鏑馬
 近藤好和  コラムⅤ 日本前近代の馬
第三部 文学的考察
 飯沼清子  平安貴族と馬
 山口 博  ユーラシアを西から東へ駆けた斑動物たち、そして尾駮の駒へ
 山口 博  歌語〝尾駮の駒〟を育んだ王朝歌人集団
 山口 博  王朝歌人の陸奥心象風景と現実
 飯沼清子  コラムⅥ 巡方瑪瑙帯とその後

ISBN:9784864451055
出版社:六一書房
判型:A5
ページ数:255ページ
定価:2500円(本体)
発行年月日:2018年07月
発売日:2018年07月30日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ-JP-B