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からだの権利教育入門 幼児・学童編

生命の安全教育の課題を踏まえて

著:浅井春夫
著:艮香織

紙版

内容紹介

「からだの権利教育」が子どもにとってなぜ重要かを、国際セクシュアリティガイダンスを基にQ&Aで明らかにする。幼児期と学童期の実践を例にどう教育をすすめていくか提案する。学習に使用できるスライドデータ有。

目次

はじめに なぜいま、「生命の安全教育」なのか

第1 章 「からだの権利教育」とは
1 「からだの権利教育」Q&A
Q1 なぜ「生命の安全教育」ではなく、「からだの権利教育」なのですか?
Q2 「からだの権利」とは何ですか?
Q3 「からだの権利教育」のポイントを教えてください
Q4 「からだの権利教育」は、子どもにどんな力を育みますか?
Q5 「からだの権利教育」は、どの年齢から始めたらよいですか?
Q6 「からだの権利教育」の中心になる内容を教えてください
Q7 「境界」とは何ですか?
Q8 「同意」とは何ですか?
Q9 「生命の安全教育」では、「生命」の定義と説明は
どのようにされていますか?
Q10 男女では教え方に違いがありますか
Q11 政府・文科省はなぜ「性教育」という用語・名称を
使わないのですか?
Q12 「生命の安全教育」で性被害を防ぐことはできますか?
Q13 「からだの安全教育」「性被害防止教育」で大切にしたいポイントは何でしょうか?
Q14 「からだの権利教育」と「包括的性教育」とはどう関係しますか?
Q15 文科省が提供しているスライドと動画の教材をどのように使えばいいですか?

2 「からだの権利教育」をすすめるために 学習に使えるスライド

第2章 何を教えるか・どのようにすすめるか
【保育園・幼稚園・こども園編】
1 日々の保育実践で
2 保育環境からすすめるからだの権利教育
3 行事から見る子どもの権利
4 「おしり事件」から始まった性教育
なかよしこども園のとりくみ
5 地域に開かれた保育と性教育実践へのチャレンジ
あおぞら谷津保育園のとりくみ

第3章 何を教えるか・どのようにすすめるか
【小学校編】
1 「からだの権利学習」はすべての教育活動の中で
2 こんな視点で!からだの権利学習を
3 文科省教材「生命の安全教育」を使って

まとめにかえて
「からだの権利教育」の参考となる書籍

著者略歴

著:浅井春夫
立教大学名誉教授、一般社団法人“ 人間と性”教育研究協議会代表幹事、日本民間教育研究団体連絡会世話人、専門分野は児童福祉論、セクソロジ-(人性学)。主な著書に『子どもの未来図』(自治体研究社、2020 年)、『包括的性教育』(大月書店、2020 年)、共編『乳幼児期の性教育ハンドブック』(かもがわ出版、2021 年)など
著:艮香織
宇都宮大学共同教育学部准教授、一般社団法人“ 人間と性” 教育研究協議会幹事、研究テーマは性教育、人権教育。著書に『人間と性の絵本4巻、5 巻』(大月書店、2022 年)、共編『実践 包括的性教育』(エイデル研究所、2022 年)、監修『はじめてまなぶ「こころ」・「からだ」・「性」のだいじ ここからかるた』(合同出版、2022 年)など

ISBN:9784864122139
出版社:子どもの未来社
判型:A5
ページ数:192ページ
価格:1800円(本体)
発行年月日:2022年12月
発売日:2022年12月03日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JN