出版社を探す

一葉を語り彩る 雪の日 わかれ道

著:坂井 清成

紙版

内容紹介

樋口一葉の作品「雪の日」と「わかれ道」。「雪の日」は表現の多様性が特徴で、「美文調」「叙述体」「会話体」という三種類の文体が混在します。一方「わかれ道」は、人物の対話によってストーリーの展開をはかる、一葉晩年の代表的な作品の一つ。本書は、それぞれどのように音声表現をすればよいかを詳しく解説します。音声表現の三要素を学びたい人には、「付録」がおすすめ。

目次

はじめに
第1章 雪の日
・原文/現代語訳
・語りのポイント
第2章 わかれ道
・原文/現代語訳
・語りのポイント
〈コラム〉
〈付録“イントネーション”と“アクセント”〉

著者略歴

著:坂井 清成
1935年、神戸市に生まれる。演劇活動のかたわら、俳優、アナウンサー等への音声教育に従事。1961年に音声表現学苑を創設。朗読(語り)・アクセント・せりふを三本柱とする教育に携わっている。行政や自主グループの要請による出張指導や講演を行うほか、他の集団の発表会・公演の指導・演出も手掛ける。学苑付属「朗読集団 ひびき」公演の構成・演出を担当するかたわら、付属のスタジオ「スペィス ひびき」で毎月朗読会を催し指導・出演している。主な著書に、『朗読入門(正・続)』『もの読む術』『共通語アクセント読本(上・下)』(いずれも三恵出版)、『表現する ときめきとよろこびを〜「朗読」から「語り」へ〜』『鏡花を語り彩る〜蓑谷・紫陽花〜』(共に子どもの未来社)がある。

ISBN:9784864121897
出版社:子どもの未来社
判型:A5
ページ数:256ページ
価格:1800円(本体)
発行年月日:2021年02月
発売日:2021年02月24日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ