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満蒙開拓青少年義勇軍の旅路

光と闇の満洲

編:旅の文化研究所

紙版

内容紹介

夢と希望を抱き満州に渡った八万六千の少年たち。彼らを待っていたのは、広漠たる大地と敗戦という現実だった。
国内での募集から渡満の行程、訓練所での日々、そして引揚げという過酷な帰途まで当事者の証言と資料をもとに描く。

目次

[序章] 「満蒙開拓青少年義勇軍」前史=神崎宣武
[第一章] 招待旅行にみる満洲イメージ=高 媛
[第二章] 義勇軍設立と内原訓練所の日々=松田睦彦
[第三章] 満洲への旅路=山本志乃
[第四章] 現地訓練と満洲の現実=松田睦彦
[第五章] 義勇軍と女性たち=村山絵美
[第六章] 終戦、そして引揚げ=山本志乃
[終章] 「春傷」の満洲体験=神崎宣武

[コラム]
歌と満洲
ふたつの資料館
満洲移民と開拓団
「義勇軍の火野葦平」と呼ばれた男
満洲に先鞭をつけた女たち
慰霊の旅と中国の反応

著者略歴

編:旅の文化研究所
神崎宣武(かんざき のりたけ)
1944年、岡山県美星町生まれ。旅の文化研究所所長、岡山県宇佐八幡神社宮司。民俗学
『「おじぎ」の日本文化』(角川ソフィア文庫、2016年)、『大和屋物語』(岩波書店、2015年)

高 媛(こう えん)
1972年、中国北京市生まれ。駒澤大学グローバル・メディア・スタディーズ学部准教授。歴史社会学
「一九二〇年代における満鉄の観光宣伝」(『Journal of Global Media Studies』第17・18合併号、2016年3月)、「観光・民俗・権力」(『旅の文化研究所研究報告』25、2015年12月)

松田睦彦(まつだ むつひこ)
1977年、横浜市生まれ。国立歴史民俗博物館准教授。民俗学
『人の移動の民俗学』(慶友社、2010年)、「移動の日常性へのまなざし」(『〈人〉に向きあう民俗学』森話社、2014年)

山本志乃(やまもと しの)
1965年、鳥取市生まれ。旅の文化研究所

ISBN:9784864050944
出版社:森話社
判型:4-6
ページ数:288ページ
定価:2700円(本体)
発行年月日:2016年04月
発売日:2016年04月13日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KC