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戦国武将列伝 9

戦国武将列伝9 中国編

編:光成準治

紙版

内容紹介

戦国武将列伝シリーズ第7弾!

大内・尼子の大勢力のはざまで領主連合の代表として飛躍した毛利氏。
そして細川・山名といった名門の退潮の中で、次々と台頭する地域領主。
最終的に大大名となった毛利氏中心史観を排除し、中国地方で活躍した魅力あふれる武将たちの生涯を活写する。
毛利元就・大内義隆・陶晴賢・尼子経久・武田高信・宇喜多直家ら48名の武将を収録。

目次

大内義興――足利義稙を復権させ遣明船の経営権を得る  中司健一
大内義隆――大内氏最大版図を築くも家臣に背かれる  中司健一
陶興房――総大将を務めた大内氏筆頭重臣  中司健一
陶晴賢(隆房)――大内義隆を討ち大内氏の実権を握るも厳島に散る  中司健一
内藤興盛・隆世・隆春――代々守護代を務めた長門支配の要  中司健一
益田藤兼――野心を捨て毛利氏との和睦を決断  中司健一
吉見正頼――陶氏らの猛攻をしのぎ長門国阿武郡を領有  中司健一
尼子経久――広大な版図を築いた山陰の盟主  光成準治
尼子晴久・義久――八ヶ国守護職拝任の栄光と没落  光成準治
山中幸盛――尼子氏再興に奔走した男の末路  光成準治
山名政之・尚之・澄之――尼子氏の前に没落した伯耆守護家  光成準治
南条宗勝・元続――尼子・毛利らの間で揺れる境目の領主  光成準治
山名久通・豊数・豊国――惣領家の支配下に置かれた因幡守護家  光成準治
武田高信――一代で因幡の最有力者にのし上がった戦国領主  光成準治
吉川経家――名誉の切腹を遂げた悲劇の名将  光成準治
浦上宗景――中国東部に覇を唱えた戦国大名  石畑匡基
宇喜多直家――毛利氏と織田氏の間で躍動する境目領主  石畑匡基
三村家親・元親――備中最大の勢力への飛躍  石畑匡基
三浦貞久・貞広――毛利氏と敵対した美作の国衆  石畑匡基
細川通董――備中に盤踞した名門細川家一門  石畑匡基
清水宗治――毛利氏の捨て石にされた勇将の最期  光成準治
毛利元就・隆元――完全無欠な英雄像の虚実  光成準治
吉川興経・元春――毛利氏の親類衆となった安芸の名族  光成準治
小早川正平・興景・隆景――国人から中央政権の重鎮に上りつめた鎌倉以来の名門  光成準治
宍戸元源・隆家 ―― 毛利氏を支える四本目の矢  光成準治
武田元繁・光和・信実――滅亡したかつての安芸国守護家  光成準治
山内直通・隆通――尼子・大内の間で揺れ動く備後北部最大の国人  光成準治
山名理興――山名一族の備後支配の要  光成準治
杉原盛重――尼子氏と対する西伯耆戦線の指揮官  光成準治
毛利輝元――三英傑と互角に渡りあった男の実像  光成準治

著者略歴

編:光成準治
1963年、大阪府生まれ。
現在、九州大学大学院比較社会文化研究院特別研究者、県立広島大学非常勤講師。
主な著書に『中・近世移行期大名領国の研究』(校倉書房、2007年)、『毛利輝元』(ミネルヴァ書房、2016年)、『関ヶ原前夜』(角川ソフィア文庫、2018年)、『九州の関ヶ原』(戎光祥出版、2018年)、『小早川隆景・秀秋』(ミネルヴァ書房、2019年)、『本能寺前夜』(角川選書、2020年)、『天下人の誕生と戦国の終焉』(吉川弘文館、2020年)ほか多数。

ISBN:9784864034487
出版社:戎光祥出版
判型:4-6
ページ数:368ページ
定価:2800円(本体)
発行年月日:2023年08月
発売日:2023年08月31日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ