美女と悪女
南総里見八犬伝 3
著:松尾 清貴
紙版
内容紹介
荒芽山で巡り合った五人の犬士は、隠れ家を襲撃され、散り散りになる。
犬田小文吾はひとりになった道中、船虫という悪女のせいであらぬ嫌疑をかけられ、幽囚の身になってしまう。しかし、旦開野という美しい女田楽師の手助けで、脱出に成功した。旦開野の正体は、犬士のひとり犬阪毛野だった!
現八もひとり旅の途中、庚申山で化け猫に出くわし、その目を射抜く。この化け猫、郷士になりすまして麓の村に住み着き、その息子夫婦を虐げていた。この息子が、犬士のひとり犬村大角だった!
信乃は逗留先で、浜路という、死んだ許嫁と同じ名をもつ娘と、不思議な巡り会いをする。やがて明かされる、その娘の正体は・・・。
江戸時代に生まれた名作を、そのストーリーを忠実に再現しながら、読みやすく小説化したシリーズ第3弾。