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インバネスの背

著:松﨑 信子

紙版

内容紹介

【収録歌】
憶良・旅人ここに在りけむ茫茫と幻の回廊いらかを連ぬ
わけ入りし林の奥の清らなる独唱アリアのごとき水奔はしるこゑ
殉教の島の夕暮れ黒雲こくうんを裂きて流るる光ひとすぢ
壮年の父の生きたるニューヨークへ行かむと思ふ行かで終はらむ
弾けつつ高校生の群れがゆく軍靴を履くな戦列組むな

目次

1(山城 幻の回廊 ほか)
2(阿蘇の原 脚気地蔵 ほか)
3(プサンの丘 南京街路 ほか)
4(堂島の雨 レインコートの犬 ほか)

著者略歴

著:松﨑 信子
1935年 福岡県筑後市に生まれる
1971年 「母船」入会
1972年 「作風」入社
2008年 文芸表現誌「歩行」入会
現代歌人協会会員 日本歌人クラブ会員 福岡県歌人会会員

ISBN:9784863852471
出版社:書肆侃侃房
判型:4-6
ページ数:168ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2017年02月
発売日:2017年02月03日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DC
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ