出版書誌データベース

英国勅許公共財務会計協会の実相に迫る

刊行に寄せて
　　メッセージ
　　はしがき　
第１章　CIPFAの創設と発展─任意団体から慈善団体へ
　１　CIPFAの歴史を考察する意義
　２　CIPFAの創設
　３　法人化とその構成
　４　年次総会と年次会議
　５　他の会計専門職団体との関係
　６　CIPFA123年の歴史 ─ 概観 ─
第２章　CIPFAのガバナンスと活動─専任職員の雇用と年金問題
　１　発展の可能性と組織管理の重要性
　２　CIPFAの目的と戦略マップ
　３　CIPFAのガバナンス
　４　CIPFAの活動
　５　CIPFAの財務状況
第３章　英国自治体の財務報告と会計基準─CIPFAのSORPを中心として
　１　英国のセクター･ニュートラルとCIPFA
　２　財務管理責任者の設置と制定法
　３　2003年会計監査規則と適切な慣行
　４　CIPFAのSORP
　５　英国における地方自治体会計基準設定の新展開
　６　英国における地方自治体会計基準の家
第４章　『地方議員のための自治体ファイナンス』─CIPFAの標準的な財務管理のテキスト
　１　地方自治体における財務管理のフレームワーク
　２　英国自治体における財務管理の基本構造
　３　ガバナンスとアカウンタビリティ
　４　公共サービス供給のパートナーシップ
　５　CIPFAが普及する自治体の財務管理とは
第５章　日本版 CIPFA の創設─自治体会計基準の設定と財務管理
　１　自治体財政の深刻化と会計・監査機能の強化
　２　現金主義会計からの脱却
　３　発生主義会計の有用性
　４　財務管理の重要性
　５　CIPFAJの創設に向けた取り組み
　６　発生主義会計と財務管理に基づく自治体改革

　　あとがき

著：石原　俊彦
1960年生まれ。1989年3月関西学院大学大学院商学研究科博士課程後期課程単位取得満期退学。同年公認会計士登録（登録番号9922）。2005年4月から関西学院大学専門職大学院経営戦略研究科教授（現在に至る）、2008年4月から同大学大学院経営戦略研究科博士課程後期課程指導教授（現在に至る）。博士（商学）関西学院大学。英国勅許公共財務会計士（日本人第1号）。

［単著］
『監査意見形成の基礎』中央経済社、1995年
（1996年第24回日本公認会計士協会学術賞受賞）。
『リスク・アプローチ監査論』中央経済社、1998年
（1998年第12回日本内部監査協会青木賞受賞）。
『地方自治体の事業評価と発生主義会計』中央経済社、1999年。
『CIPFA英国勅許公共財務会計協会』関西学院大学出版会、2009年。