Ⅰ 春日井建の詩の世界
1「裸樹」の時代︱―無題の詩一篇、 「火喰鳥の話」
2 「裸樹」の時代―― 「自画像」、「朝園の小説」、「寓話」
3 一九六〇年代の詩「旗手」の時代―― 「犬山のモノレール」
4 「旗手」7号―― ジャン・ジュネ「卵のジュネ」、「石のジュネ」、「花のジュネ」
5 「旗手」8号―― 「サド侯爵」
6 「旗手」9号―― 「気ちがい兄弟のランプ」
7 『証言 佐世保 '68・1・21』に寄せた詩
8 一九七〇年―一九八〇年代の詩について
❖歌集『夢の法則』の中の詩―― 「履歴書」、「ジイド論」、「首しめ男」
❖その他の詩―― 「雪男」、「ペルソナ」、「パゾリーニ小論」1・2・3・4、 「Sへのメッセージ」、「肖像」
9 「国鉄旅路」創刊号と終刊号の詩
10 詩集『風景』論―― 時間の流れの中に風景を取り込む
❖Ⅰ章 「出立の日に」、「窓」、「牧場にて」、「林の中で」、「デスモスチルス」
❖Ⅱ章 「臥龍」、「高木」、「自然」、「座っている」
❖Ⅲ章 「夜明け」、「青(ブルー)」、「茶」、「吹雪」、「桃の季」
Ⅱ 春日井建の短歌の世界
1 若い感受性が見ていたもの―― 『未青年』以前
❖歌の原質―― 高校時代・初期の短歌
❖多感な自我から仮構の世界へ―― 一九五七年の「短歌」から
❖揺れる物語世界と欠損―― 一九五八年の「短歌」から
❖『未青年』に所収されなかった歌の意味―― 一九五八年の「核」から
❖「未生の悪」という美の世界へ―― 一九五九年「核」8号と「旗手」’59/vol-4 からvol-8
2 自我像の根ッ子―― 内なる権力をあらわにする言葉―― 第一歌集『未青年』
3 若さを蕩尽する生き方を選ぶ―― 第二歌集『行け帰ることなく』
4 生きる悩みを量る天秤―― 第三歌集『夢の法則』
5 歌への復帰に込められた思想 虚実の織物―― 第四歌集『靑葦』
6 ただ鎮もれる言葉の蔵―― 第五歌集『水の蔵』
7 時間があらかじめ失われていた歳月のなかで―― 第六歌集『友の書』
8 書けざるものなどなしといふ檄―― 第七歌集『白雨』
9 造型される井泉の世界―― 照り返す光として―― 第八歌集『井泉』
10「虚構の自伝」としての歌の世界―― 第九歌集『朝の水』
補遺1 〈今という時間〉と〈綺語〉の思想
補遺2 春日井建の〝失われた時〟とはなにか―― その俤と死と愛と
あとがき
初出一覧
装幀 間村俊一