序章 港町のモスク
第1章 港―世界の神戸
港と世界
港を支えた人々
開港と外国人居留地
山手の洋館街
港都の偉容完成へ
離別の港
第2章 イスラーム教徒―神戸に暮らした人々
「異人さん」と神戸
多彩な営み
「国際宗教都市」としての神戸
神戸のイスラーム教徒たち
インド系イスラーム教徒
「印度教会」と「回教寺院」
タタール系イスラーム教徒
神戸からのイスラーム世界へのまなざし
第3章 始動――モスク建設にむけて
2冊の記念誌
『神戸ムスリムモスク開堂祝賀会記念冊子』
『神戸モスリムモスク報告書1935-6年』
「むしろ彼等の宿望を達成せしめ」
定礎式
第4章 建築家―ヤン・ヨセフ・スワガー
日本初のモスクを設計すること
ヤン・ヨセフ・スワガー
ボヘミアから日本へ
日本から南米へ
「建築設計技師」と「土木技師」
建築学会特別員と「建築設計技師」
土木学会会員と「土木技師」
スワガーの日本での建築作品
「建築家」としてのスワガー
事務所独立へ
「べっぴん」な建築
第5章 施工者――竹中工務店と神戸
竹中工務店と「新興建築」の神戸
「神戸回々教教会堂新築設計図」
モスクを設計すること
「竹中図面」と現在のモスク
白いモスク
スワガーの役割
竹中工務店・鷲尾九郎
建築家としての鷲尾九郎
モスクの建立実行委員会、竹中工務店、スワガーをつなぐもの
『竹中工務店 建築写真帖』
『近代建築画譜』のモスク
「都市武装」の時代の建築家たち
第6章 完成――モスク建立と街の風景
献堂式1935年8月2日
祝賀会1935年10月11日
港を望むモスク
モスクの空間
ドームの曲線美
3段のミナレット
1階――黄金の光の礼拝室
メッカに向かって
中2階――女性の礼拝空間
3階――礼拝室の床の仕掛け
モスクの建築をよむ
「防空演習」と灯されなかった電飾
第7章 戦争――大空襲の奇跡
戦争へ向かう神戸
神戸大空襲
焼け残ったモスク
海軍に接収されたモスク
戦時下のイスラーム教徒の暮らし
第8章 変貌――異人館街とモスク
「焦都」のモスク
終戦直後のイスラーム教徒たち
連合国財産と神戸
ハッサム住宅
京都での弔い
NHK連続テレビ小説と「異人館街」
「異国情緒」の経済
静かなモスク
「ポートピア’81」
ポートピアの「国際館」と「異人館通り」
光り輝く神戸
第9章 震災――身を寄せた人たち
増加した外国人
留学生と神戸モスク
1995年1月
マグニチュード7.3
「震災の帯」とモスク
歴史的建築物と地震
外国人にとっての震災
モスクでの再会と弔い
避難所としてのモスク
モスクと街
終章 神戸とともに
モスク完成設前後の建築関係年表
参考文献一覧
索引
謝辞