陀羅尼思想の研究
新装版
著:氏家 覚勝
紙版
内容紹介
初期大乗仏教から密教へ、陀羅尼思想の展開を跡づける論文集。大乗
仏教の巨視的研究を通して、密教の成立をより実証的に解明する。
46歳で早逝した著者の遺稿集を30年ぶりに新装復刊。
目次
Ⅰ 念仏より陀羅尼へ
念仏より陀羅尼へ/初期大乗経典の親近善知識/聞持陀羅尼について-陀羅尼の原意
とその展開
Ⅱ ダラーニー説
多聞の熏習としてのダラーニー説/護法と総持/大集経における陀羅尼の研究/法師
を守護するもの
Ⅲ 陀羅尼から真言陀羅尼へ
初期密教の解脱観/毘盧遮那仏の説法
略歴/主要著作目録