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育ジージがやってくる

はたらくママたちへ

著:菅谷 洋司

紙版

内容紹介

二人の孫娘が病気で保育園を休んだりした時、共働きの息子夫婦に代って出動し
面倒をみるおじいちゃんの子育て体験記。幼い子との意思疎通、バッグに用意す
る必須品、抱っこをしながらの移動術等、てんやわんやしながら経験して学んだ
あれこれを語る、「育ジ〜ジ」養成マニュアル風エッセイ。

目次

まえがきにかえて—育ジージはあなたのそばに

第1部 育ジージの出番は突然やってくる
  かりんちゃんが吐いた 
   育ジージの出番/何しろ眠らせること/また吐いた!/小児科に行く
   /三日目/赤い小さな斑点
  元気な孫たちに会っておくこと
   元気と病気/ピアノ送迎の夜に発熱/かりんがインフルエンザに!/
   そして、私以外のみんなが・・・/団塊の世代は感染に強いのか?/
   登園禁止は必ずやってくる
 育ジージはかりんの日本語教師
  ふたりでおしゃべりをする/絵本の読み方

第2部 育ジージマニュアル
  幼児語を理解する
   「マー!」/英会話の初級を超える/言葉も子どもと成長
  おむつの替え方
   育ジージの必須科目/着替えに同意してもらう
  育ジージルック
   見た目の大事さ/育ジージバックで出動/スマホが絶対に必要/
   抱っこひもとベビーカー/抱っこする子どもの重さ/ふたりの孫
   たちとの移動術
  ベビーカーの死角
   安全確保が最優先/ひとりで歩かせて!/ブランコ急に止まれない!
  食物アレルギーに気をつけて!
   おせんべいでも死に至る/あなたは孫のベストシェフ/とっておきの
   レシピ/いつおしっこをして、いつご飯を食べるの?
  ベビージッターから育ジージへ
   生まれたときから意思を持っている/こどもたちのスピードについていく
   /育ジージへの肉体改造/認知症予防に育ジージ/育ジージの適齢期/
   あなたも小児科で受診を
  保育園の先生に学ぶ
   園長先生が教えてくれた!/連絡帳を育ジージの参考書に/
   スープの冷めない距離/遠距離育ジージの可能性

第3部 育ジージの育自論
  東日本大震災の夜
   両親が帰ってこない!/カギを忘れた!/玄関で涙をこらえる/
   水蒸気爆発 パスポートを! 
  白いファーストシューズ
   おんもにでたい/あかりちゃんの連絡帳/歩き始めたみいちゃん/
   空を見上げる/動物園について行く/お気に召すまま
   手のひらのヒヨコ/ダンゴムシとアリさん
  私のかりんは左利き
   スプーンを買わないと/障がいじゃない!個性だ!/子ども自身の工程表
  イヌでもネコでもないヒトという動物
   わたしは人間嫌い/「いないいないばあ」とかくれんぼ/
   かりんちゃんの涙/あかりの初恋
  育ジージ離れは七歳から
   「ついてこないで!」/あかりが育ジージの出動要請/適当なお散歩
  育ジージの任務は続く
   息子からの電話/かりんちゃんは「不機嫌病」/はたらくママへの伝言板
   /自分発見の小さな旅/育ジージ活用計画/信頼の五人組は可能か?

著者略歴

著:菅谷 洋司
1949年連合国軍占領下の日本・小樽生まれ。
早稲田大学高等学院在学中、米国ヴァージニア州にAFS奨学金で一年間留学。 
早稲田大学政経学部入学。72年卒業、共同通信社写真部に入社。本社、那覇
支局、名古屋支社などで報道カメラマン。88年〜91年 北京支局特派員 天
安門事件、戒厳令下のラサ、モンゴル民主化、独裁下のアルバニアなどを取
材。 
自衛隊初のカンボジアPKO、金日成の北朝鮮、崩壊したソ連、フセイン支配下
のイラク、アパルトヘイト撤廃後初の南アフリカ総選挙、キューバなど世界約
60カ国で取材。
編集委員時代に「生の時・死の時」「メロディーとともに」など通年企画を9
年間担当。動物連載企画「人間たちと生きて」を最後に退社。孫育てのかたわ
ら、日本の子どもたちの日常生活と国際社会の接点に目を向けたジャーナリス
トの道を模索中。日本外国特派員協会正会員。

ISBN:9784862492661
出版社:東方出版(大阪)
判型:4-6
ページ数:191ページ
定価:1200円(本体)
発行年月日:2016年09月
発売日:2016年08月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VFX