行基と道鏡
著:根本誠二
紙版
内容紹介
善僧(高僧・名僧)の典型とされている行基は、なぜに善僧の代表格となったのか。悪僧の典型とされている道鏡は、なぜに悪僧の代表格となったのか。本書では、この二人の行い、軌跡、生涯などを比較検討しつつ、文化史的・宗教史的な見地からアプローチするために、良弁と『日本霊異記』の編者景戒、吉備真備の三人にも登場願い、行基が善僧で道鏡が悪僧であるとする所以を解明していく。
目次
まえがき
第一章 奈良時代の政治と仏教
一 平城京の官僧
二 奈良時代の官僚と仏教
第二章 行基と聖武天皇
一 行基の知識結と聖武天皇の知識結
二 行基と『霊異記』
三 多様な行基像
第三章 道鏡と称徳天皇
一 道鏡の行実
二 道鏡と官僚
第四章 行基と道鏡の対照
一 奈良時代の善僧と悪僧
二 行基と道鏡
おわりに
ISBN:9784862152428
。出版社:高志書院
。判型:A5
。ページ数:200ページ
。定価:3000円(本体)
。発行年月日:2023年12月
。発売日:2023年12月05日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRFB。