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個から群衆へ

アメリカ国民文学の鼓動

著:佐久間 みかよ

紙版

内容紹介

個を重視する個人主義の文化から、集合としての多様性の文化へ、という変遷の中に位置づけてアメリカ文学を読み解く。

目次

序章 個から群衆へ
第1章 丘の上の町―トマス・シェパードのピューリタンタウンの建設
第2章 リバイバル(信仰復興運動)―エドワーズの描く天国と地獄
第3章 コミュニティ―ホーソーンが捉えた改革運動
第4章 パフォーマンス―エマソンの西部講演旅行が意味するもの
第5章 戦死者―メルヴィル『戦争詩集』における南北融合
第6章 首都―『金メッキ時代』が暴く腐敗政治
第7章 パラダイス―メルヴィルとトウェインの描く沈黙するハワイ
第8章 聖地巡礼―メルヴィルの『クラレル』における自然との共生
第9章 コスモポリタン―黒人知識人W・E・B・デユボイスの南部と夢
第10章 ボーダーランド―サラティーノ・アメリカン、サンドラ・シスネロスの挑戦
終章 呟きから騒めきへ

著者略歴

著:佐久間 みかよ
佐久間みかよ(さくま・みかよ)
学習院女子大学国際文化交流学部国際コミュニケーション学科教授。
専門はアメリカ文学・文化。
主要研究業績:〔翻訳〕エリック・ラーソン『第三帝国の愛人―ヒトラーと対峙したアメリカ大使一家』(岩波書店、2015年)、〔共著〕『環大西洋の想像力―越境するアメリカン・ルネサンス文学』(彩流社、2013年)等。

ISBN:9784861106637
出版社:春風社
判型:4-6
ページ数:300ページ
定価:3400円(本体)
発行年月日:2020年02月
発売日:2020年03月06日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB