はしがき【岩上はる子】
第Ⅰ部 呼応する
第1章 チャールズ・ディケンズ 『デイヴィッド・コパフィールド』と『ジェイン・エア』―創作のプロセスを語る自己形成の物語【新野緑】
第2章 ジューズベリ姉妹 『異母姉妹』と『シャーリー』 ― 『コリンナ』へのオマージュ【皆本智美】
第3章 メアリ・テイラー 『ミス・マイルズ』と『シャーリー』―女のエンパワーメントとフェミニズムの言葉【大田美和】
第4章 ジョージ・エリオット 『ダニエル・デロンダ』における恐怖と苦悩の劇的展開― 『ヴィレット』を発展させた物語【天野みゆき】
第5章 ルイーザ・メイ・オルコット 憧れの作家シャーロット・ブロンテ― 『ジェイン・エア』の影響と変容【木村晶子】
第Ⅱ部 語り直す
第6章 ヘンリー・ジェイムズ 『ジェイン・エア』『ヴィレット』と『ねじの回転』―シャーロットの「ラッキー・ボックス」とジェイムズの創造的模倣【惣谷美智子】
第7章 ジーン・リース 『サルガッソーの広い海』と『ジェイン・エア』―太陽の国の迷い子たち【市川薫】
第8章 ダフネ・デュ・モーリア 『ジェイン・エア』と『レベッカ』―陰画の奥に秘匿されるもの【岩上はる子】
第9章 アニータ・ブルックナー 『秋のホテル』にみる現代女性の苦悩―ロチェスター不在の『ジェイン・エア』を読む【小田夕香理】
第10章 エマ・テナント テクストの戯れが問う女性の幸福―アデールの成長物語を軸として【木梨由利】
第Ⅲ部 響き合う
第11章 D・H・ロレンス 『カンガルー』に見られる『嵐が丘』の要素―個と社会の葛藤を描く【山内理惠】
第12章 イーヴリン・ウォー 『一握の塵』と『ジェイン・エア』 ―英国紳士の受難と贖罪の物語【江﨑麻里】
第13章 アイリス・マードック 『ジェイン・エア』と『ユニコーン』 ―自由と監禁をめぐって【田村真奈美】
第14章 カズオ・イシグロ 『遠い山並みの光』他初期作品と『ジェイン・エア』『ヴィレット』 ―語りの空白にみるシャーロット・ブロンテの名残り【長柄裕美】
第Ⅳ部 変奏する
第15章 エセル・カーニー・ホールズワース 『嵐が丘』、『フォー・ゲーツのヘレン』、シネマ―増幅される愛と憎しみの物語【市川千恵子】
第16章 ラフカディオ・ハーン(小泉八雲) アイルランドなるもの ―想像力、語り、そして妖精【真鍋晶子】
第17章 樋口一葉 『ジェイン・エア』と『大つごもり』の子どもたち ―近代の家族探し【金丸千雪】
第18章 河野多惠子 『戯曲 嵐が丘』における食、髪、糸―髪を食べさせる【川崎明子】
第19章 水村美苗 日本近代小説としての『嵐が丘』 ― 『本格小説』の語りの問題【奥村真紀】
特別寄稿 『ヴィレット』とメランコリー ―ルーシーとポールの性格造形【仙葉豊】
作品あらすじ
あとがき【惣谷美智子】