日本語のポライトネス再考
発話行為・発語媒介行為・相互行為
著:笹川 洋子
紙版
内容紹介
グライスやオースティンの議論を参照しつつ、先行研究を批判的に継承。さまざまな言語文化圏における「依頼」「笑い」「共感」などを題材に比較・分析することで、会話における言語的配慮の諸相を探る。
目次
1章 ポライトネスとは何か
2章 ポライトネスを捉える理論
3章 発話行為方略としてのポライトネス
4章 多言語文化圏にみられるポライトネス方略の比較
5章 発語媒介行為としてのポライトネス行為
6章 儀礼行為としての笑い
7章 協調的発語媒介行為としての共話
8章 会話構成方略にみられるポライトネス
9章 ポライトネスの共有過程