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人間の営みがわかる地理学入門

著:水野 一晴

紙版

内容紹介

地理学は地表に存在するあらゆるものごとの成り立ちを明らかにするとても身近な学問です。「バナナはなぜ安いのか」「村はどのようにできるのか」など、本書では人々の営みに関わる農作物と農業・人種・民族・言語・宗教・村落と都市・人口・環境問題について、豊富な写真や図版とともに具体的に解説。著者自身が体験したエピソードもふんだんに盛り込まれた、私たちが生きる世界のリアルな姿が見えてくる人文地理学の入門書です。

目次

1 農作物と農業
 1-1 農作物
 1-2 世界の農業
2 人種・民族・言語・宗教
 2-1 人種
 2-2 民族・言語
 2-3 宗教
3 村落と都市
 3-1 村落
 3-2 都市
4 人口
5 環境問題

著者略歴

著:水野 一晴
京都大学大学院文学研究科地理学専修・教授。理学博士。1958年名古屋生まれ。名古屋大学文学部史学科地理学専攻卒業、北海道大学大学院環境科学研究科環境構造学専攻修士課程修了、東京都立大学大学院理学研究科地理学専攻博士課程修了。1996年より京都大学大学院人間・環境学研究科アフリカ地域研究専攻助教授、1998年より京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科アフリカ地域研究専攻助教授。専門は自然地理学(植生地理学)だが、近年は人文地理学や人類学的調査も行っている。おもな調査地域はケニア山、キリマンジャロ、ナミブ砂漠、アンデス、インド・ヒマラヤ地域であり、調査・研究で訪れた国は50カ国にのぼる。著書に『高山植物と「お花畑」の科学』(古今書院1999年)『ひとりぼっちの海外調査』(文芸社2005年)『神秘の大地、アルナチャル-アッサム・ヒマラヤの自然とチベット人の社会』(昭和堂2012年、2014年度日本地理学会賞受賞)編著に『植生環境学-植物の生育環境の謎を解く-』(古今書院2001年)『アフリカ自然学』(古今書院 2005年)『アンデス自然学』(古今書院 2016年)など。

ISBN:9784860644673
出版社:ベレ出版
判型:A5
ページ数:293 16ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2016年03月
発売日:2016年03月18日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:WTL
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:WTR