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人類存亡の時

著:山口 憲一郎

紙版

内容紹介

近代化以来、われわれ人類が、次第に生きていけなくなっているのは、地球の温暖化のせいだけではない。著者は、人類の歴史は人類のただ一つの生きるよりどころである社会的分業の歴史であるとする、自らの考え方に基づき、その責任の所在を明らかにすることを試みる。その結果、人類の存亡を決定することになる由々しき事象の根に辿り着くが、同時に、その根を無くすことは、一筋縄では行かない至難の業であることも分かってきた。人類はこの難題をどう解決すればよいだろうか。

目次

はしがき
1 人類存亡の時
2 由々しき事象の根
3 だれの責任なのか
 (1)人類の政治の責任
 (2)人類の学問の責任
 (3)人類の経済学の責任
4 社会的分業という普遍の道理
 (1)社会全員のはたらく力の社会的振り分け
 (2)はたらく上での掟
 (3)分配の均等
5 社会的分業誕生の謎
6 なんじ自身を知れ
7 人類のはたらく力の実力
8 人類の欲
9 社会的分業の移り変わり概要
 (1)むれ社会の社会的分業
 (2)ムラ社会の社会的分業
 (3)ムラ社会の社会的分業をつぶした政治
 (4)「むら」をつぶした新たな政治
10 ズレ、ゆがんだ現代の社会的分業をあるべき姿に
 (1)人類のすべてのはたらく力の社会的振り分け
 (2)消費・分配・生産
まとめ
あとがき

著者略歴

著:山口 憲一郎
1937年生。

<著書>
『渾沌、この境界なしの時代―科学的認識の探求』(東京経済1999年)
『教育をどう変えるか』(創風社出版2006年)
『ぼくを親孝行のできる子にして下さい』(創風社出版2011年)
『新説 社会的分業論』(創風社出版2017年)

ISBN:9784860373290
出版社:創風社出版
判型:4-6
価格:1000円(本体)
発行年月日:2022年12月
発売日:2022年12月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB