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山頭火句集 草木塔【復刻版】

著:種田 山頭火

紙版

内容紹介

山頭火は生前一草庵で句稿を整理し、第一句集から第七句集(私家版)までを集成した一代句集『草木塔』を世に出した。本句集は独特の自由律俳句による名作として人気を博し、<分け入っても分け入っても青い山>等の名句とともに、山頭火は今も人々の心の中に生きている。しかし、昭和15年発行の生前初版本は、現在、図書館でも見つけることが難しい。本書は山頭火の偉業を次の時代に伝えるべく活動をしているNPO法人まつやま山頭火倶楽部により、没後八十周年を記念して発行された復刻普及版である。

目次

1.序(荻原井泉水)
2.嚴肅な惱み(齋藤淸衞)
3.草木塔
 3-1.鉢の子
 3-2.其中一人
 3-3.行乞途上
 3-4.山行水行
 3-5.旅から旅へ
 3-6.雜草風景
 3-7.柿の葉
 3-8.銃後
 3-9.孤寒
 3-10.旅心
 3-11.鴉
4.跋(大山澄太)
5.復刻版発刊にあたって

著者略歴

著:種田 山頭火
尾崎放哉と並び称される、自由律俳句の代表的俳人。放浪の人生のなか、句を詠みつづけ、自ら終の住処と定めた愛媛県松山にて没した。

1882(明治15)山口県西佐波令村(現・防府市)に生まれる。本名は種田正一。
1913(大正 2)『層雲』に初入選。「山頭火」の号を用いる。
1916(大正 5)酒造業が破産。妻子を連れて熊本に移住。
1919(大正 8)心機一転、上京。アルバイト生活を送る。
1920(大正 9)妻サキノと戸籍上離婚。
1923(大正12)関東大震災に遭い、熊本に帰郷し仮寓。  
1924(大正13)泥酔して市電を止め、報恩寺で参禅の道へ。
1925(大正14)出家得度。僧名「耕畝」。 
1926(大正15)すべてを捨てて行乞流転の旅に出る。
1932(昭和 7)第一句集「鉢の子」刊行。
山口県小郡町に草庵「其中庵」を結庵。
1933(昭和 8)第二句集「草木塔」、1935(昭和10)第三句集「山行水行」、1936(昭…

ISBN:9784860373092
出版社:創風社出版
判型:4-6
価格:1500円(本体)
発行年月日:2021年10月
発売日:2021年10月08日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DC
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ