出版書誌データベース

各地に残される「玉」の伝播の歴史を辿り「玉川」をめぐる文化風土を調査、また、「六玉川」（「井手の玉川」「野路の玉川」「三島の玉川」「高野の玉川」「調布の玉川」「野田の玉川」）の古歌と風土を探る

はじめに
第Ⅰ章　六玉川の風土
　第１節 六玉川の歌謡と風土
　第２節 武蔵多摩川における玉川流域の歴史と風土
　第３節 奥州野田玉川の流域設定
第Ⅱ章　川の文化
　第１節 川と生活
　第２節 河川名と土地柄
第Ⅲ章　玉の系譜と文化受容
　第１節 玉の呼称とその意義
　第２節 中国の玉河と玉の伝播
第Ⅳ章　玉川誕生の背景
　第１節 玉の伝承と霊魂の宿る玉
　第２節 茶道における玉川庭
　第３節 城下町の玉川
　第４節 開拓の野に根付いた玉川
第Ⅴ章　日本の玉川の分布（資料）

著：玉井　建三
昭和２１年（１９４６）生まれ
昭和４９年駒澤大学大学院人文科学研究科地理学専攻博士課程単位取得退学
駒澤大学応用地理研究所、亜細亜大学教養部、駒澤大学文学部、聖カタリナ女子大学を経て、現在 聖カタリナ大学教授 副学長
専門は文化地理学、地域文化論
〈主な著書〉『江戸東京のなかの伊予』（第19回 愛媛出版文化賞　第四部門賞受賞)『日本の文化環境』『中国の自然と社会』（共著）『歴史細見 東京江戸案内』（分担執筆）『歴史細見 東京江戸 今と昔』（分担執筆）など