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家庭と学校のはざま 学童保育室の子どもたち 24年間おしゃべりの記録

著:村上 薫

紙版

内容紹介

学童保育で長年指導員として子どもたちと接してきた著者が、家庭でも学校でもない学童保育室という空間で交わされる子どもたちのおしゃべりを24年間にわたって採取しまとめた記録集。子どもたちの生きる世界を「あぞび・ともだち・べんきょう・せんせい・かぞく・からだ・きせつ」の7つテーマに分類して構成した。
一つひとつの会話には子どもならではの視点や感情が表出し、子どもたち独自の世界を垣間見ることができる。また、大人をよく観察し発せられる鋭い指摘にハッとさせられたりもする。本文の間には、著者が子どもたちの会話を描いた四コマ漫画も配置した。
巻末に京都大学名誉教授の皇紀夫先生(臨床教育学)から寄稿いただいた解説も収載した。

目次

まえがき

第一章 あ そ び

第二章 と も だ ち

第三章 べ ん き ょ う

第四章 せ ん せ い

第五章 か ぞ く

第六章 か ら だ

第七章 き せ つ

エッセイ 日々の学童保育に思うこと

あとがき

解説「学童保育室の子どもたち」京都大学名誉教授 皇紀夫

著者略歴

著:村上 薫
村上 薫(ムラカミ カオル)

大阪府枚方市生まれ。
大谷女子大学英米文学科卒業。京都大学教育学部で2年間聴講生として臨床教育人間学を学ぶ。関西教育学会会員。
「ピノッキオの成長-『エミール』からの考察-」(<創立30周年記念論文> 日本児童文学学会、1993年)入賞。
『子どもたちの生活時間と日常生活』(共著)(研究報告書2 京都大学教育学部教育人間学研究室、1996年)。
同人誌『子ども』(創刊号〈1998年〉から23号〈2013年〉)で、論文・エッセイ・童話掲載などがある。1997年から大阪府下で学童保育室指導員として勤務し現在に至る。

ISBN:9784860155834
出版社:みらい
判型:4-6
ページ数:312ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2022年05月
発売日:2022年05月12日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JNA